浜松合宿【1日目】

3年 田中 宏樹


本日から平成27年度浜松合宿が始まりました。今年の目標は関東大会優勝、全日本大会連覇です。その目標を達成するためには昨年以上の練習をする必要があります。昨年と同じことをしていては勝てません。より高いレベルや質を求めて、新チームが始動した11月から何度もミーティングを重ね、チーム全員で声を掛け合いながら今まで取り組んできました。より高いレベルや質を求めるためには何が必要かを考え、まずは全員が自分の弱いところを把握するということが必要であると考えました。自分自身で自分のことを知るということは簡単そうで実は非常に難しいことだと思います。自分が思っていることと、周りが思っていることは違い、周りから見てその人に足りていないことをミーティングで指摘するようにしました。そうすることによって、自分自身の課題がより明確になり、オフ期間の自主練習を充実させることができました。本日からの浜松合宿では、全員が昨年とは違う生まれ変わった自分を魅せるチャンスだと思います。チーム全員で目標に向けて、切磋琢磨しながら全力で練習に励んで行きます。私自身としては、昨年の8月の秋田合宿で、右肘を怪我してしまいました。全日本大会を目前としての怪我で本当に悔しい思いをしました。チームメイトが全日本大会優勝に向けて全力で試合に挑んでいる姿をスタンドから応援することしかできず、優勝はしたものの、正直悔しい思いがありました。右肘の怪我の診断結果は、靭帯断裂でした。野球を続けるためには、手術をするしか方法はないという診断を受け、このまま野球を諦めて、裏方としてチームを支えるか、それとももう一度グランドに立つため手術をするか悩みました。しかし、「もう一度グランドに立って選手としてチームの勝利に貢献したい」という気持ちが非常に強く、手術を決意しました。野球ができない日々が続き、非常に辛く、苦しい日々が続いていますが、自分を成長させるチャンスだと思い、今はリハビリの毎日を過ごしています。そして辛抱強く練習に励み、必ず復活しチームの勝利に貢献します。また、今年は昨年まで正捕手であった福澤さんが抜け、熾烈な正捕手争いが行われています。捕手はチームの要であり、監督の分身であります。正捕手の座を勝ち取るため、誰よりも野球を知り、誰よりも大きな声を出し、チームの信頼を勝ち取れるようにして行きます。チームの信頼を勝ち取るために、野球中だけでなく、宿舎での整理整頓等の細かいところまで目を配り徹底した生活をおくって行きます。

 今回の浜松合宿は、非常に多くの方々の支えがあり行うことができています。本日東京から浜松まで部の道具を運んで下さった若林先輩、自分たちの体を大きくするために350キロものお米を差し入れして下さった方々、毎日美味しいご飯や温かいお風呂を提供して下さる湖畔の家の方々に感謝の気持ちを持ち、充実した9日間を過ごせるようにして行きます。そして、関東大会優勝、全日本大会優勝という最高の報告ができるように、チーム全員で、厳しい練習を乗り越えられるようにします。

浜松合宿【2日目】

3年 上野 太一


本日で合宿2日目となり本格的に練習が開始されました。関東大会に向け、天竜球場のような立派な施設でしか確認することのできない内外連携やケースノックなど、実践を意識した練習を行わなければなりません。部員全員が昨年の関東大会準決勝で敗退した悔しさを忘れず、「この1球で勝負が決まる」という精神でワンプレーに対し全力で臨み、良い緊張感の中で練習に臨みたいと思います。
私はこの2年間、レギュラーに定着できずチームの勝利に貢献することができませんでした。今年で私も3年生となり、より一層「チームに貢献したい」「チームを変えたい」という気持ちが生まれ上級生としてのあり方を考えるようになりました。
私は報徳学園時代、監督から「置物」と呼ばれたように技術もなく、ずば抜けた体力があるわけでもありません。自分に求められていたのは「泥臭さ」です。どんな打球でも体で止めてアウトにし、タイミングを外されても何とか食らいついていく。といった姿勢を忘れず、「自分がチームを引っ張っていく」という強い気持ちを持ち、報徳学園の主将を務めた経験を生かし下級生の模範となるよう努力していきたいと思います。
 又、本日も貴重な時間を割き遠方からたくさんのOBの方々や父兄の皆様に差し入れや激励のお言葉をいただきました。自分の力だけでは何もできず、このような方々の支えがあるからこそ何不自由無く野球ができていることを忘れず、感謝の気持ちを持ち明日からの練習に励んでいきたいと思います。


浜松合宿【3日目】

4年 武内 一馬


本日は練習2日目で、高校生と一緒に練習を行いました。高校生と一緒に野球をすることで自分達も高校の時の気持ちを思い出し、初心に戻ることができました。
高校時代は、甲子園という目標に向かって毎日練習前に自主練習を行うなど今よりもがむしゃらに野球に取り組んでいたことを思い出し、昨年まで先発メンバーとして起用していただいていた現状に甘えている自分と照らし合わせる事ができました。
今年は最上級生となり、チームを引っ張って行かなければならない立場となります。昨年は全日本大会を含めてここ一番の場面で打つことができずに終わってしまい悔しい思いをしました。
その原因として挙げられるのは一年生の頃から素振りなどの基本的な練習で注意をされることが多々あり、自らに限界の線引きをしていたことです。
この合宿では自ら限界の線引きをすることなく本当の限界まで取り組むことを目標とし、素振りで1本1本全力で振る姿、宿舎での過ごし方など、最上級生として野球だけでなく私生活の部分でもの1つでも多くのことを後輩に伝えていく合宿にしたいと思います。
個人的には一年を戦い抜く土台作りとして「毎日1キロ」のご飯を食べ、食を太くし身体の中から大きく変えていくことに取り組んでいます。
昨日、今日と貴重な休日を削って遠方よりOBの方や父母の方も来てくださっています。たくさんの差し入れをいただくなかでも、お肉に甘いお菓子、デザートなど選手達の体調を気遣い差し入れしてくださいます。
このように、支えてくださる方々に感謝の気持ちとして表すことは、私たちが勝つことが恩返しだと考えます。
とても良い環境で大好きな野球に打ち込めていることを当たり前と思わずに明日以降も「限界突破」していきます。


浜松合宿【4日目】

4年 小池 優太郎


本日は練習3日目でした。私は昨年の全日本選手権では3番レフトとして毎試合出場したものの、満足のできる結果を出すことはできず、チームに対して迷惑ばかりをかけてしまい、本当に悔しい思いをしました。今年はもう一度あの舞台へレギュラー選手として立ち、昨年の借りを返す為にも、私はこの静岡合宿を有意義なものにする必要があります。
中央大学準硬式野球部の静岡合宿は、まず往復12kmのグラウンドまでのランニングから始まり、トレーニング、守備練習、打撃練習とそれぞれ考え、誰一人無駄な時間を過ごすことがないように、一日の練習を過ごしています。守備練習では、先にノックの終わる投手陣は、ブルペンでの投げ込み、さらにランニングやスクワット、逆立ちなどのメニューを行っています。打撃練習では班ごとに行動をし、守備に着く人数を最小限に抑え、その他はグラウンドの端などで、自分の弱点に合わせたトレーニングを行うなど、一人一人が考えに考え、案を出し合い、全員が自分自身の目標に向かって、練習に取り組んでいます。昼休み時にも、指定されたメンバーは特別に打撃練習を行っており、グラウンドでは朝から晩まで活発に活動しています。これが日本一になるための練習だと信じ私たちは毎日行っています。さらに今年は昨年のレギュラー選手がたくさん卒業したことにより、レギュラー争いが熾烈に行われています。実際の試合では私と同じポジションである外野手は三人しかレギュラー選手として出場することはできませんが、私と同じ学年の新四年生の外野手は四人います。それぞれタイプは違いますが、守備の上手い選手、打撃の良い選手がいる為、私もその中で三人のレギュラー選手に選ばれる為に、練習中は、私の弱点である経験不足による自分の後方のフライの追い方の練習を外野手の1カ所ノックのときから常に意識をし行っています。外野手の後方のフライは取ることができればビックプレーですが、取ることができなければ非常にピンチになる大切な守備の一つです。打撃面では、対左投手を苦手としている為、打撃練習ではティーバッティングを自分の背中から投げてもらい、肩を開かない打撃を意識し、そのまま左投手のフリーバッティングを積極的に打席に入り、苦手を克服しています。守備においても打撃においても、一日目よりも二日目、三日目と徐々にではありますが苦手を克服しつつあります。私生活でも部屋の整理整頓、布団の片付けなど静岡合宿では普段の私生活よりも強く意識をし、誰よりも綺麗に行い、誰からも信頼される選手になり、外野手三人という少ない枠のレギュラー選手を勝ち取りたいと思っています。
本日は私の一つ上の先輩である、児玉先輩が遠方から貴重な時間を割いて練習に参加していただきました。児玉先輩はライトのポジションとして、一年生の時からレギュラー選手として出場し、三度の日本一に貢献した選手です。児玉先輩の一番のすごいところはポジショ二ングです。一人一人の打者に対して、守る位置を的確に変更し、何度もチームの危機を救ってきました。このように、中央大学準硬式野球部のOBにはたくさんのすごい選手がいます。毎日のように、私たちの元へOBは来てくださっているので、これらのことを当たり前だと思わず、感謝の気持ちを持って、最大限に学べることは学び、自分のものとして、一回りも二回りも大きくなって、この静岡合宿を終えることができるように頑張りたいと思います。


浜松合宿【5日目】

4年 比志 和博


本日は練習4日目でした。浜松合宿も折り返しとなり、午前中はケースノック、午後には1本バッティングなど実戦的な練習を行いました。また、帰りのランニングでは浜松合宿恒例の学年対抗リレーを行いました。
ここまでの合宿を振り返るとチームの全員が自分の弱点の克服のために汗を流し、練習に励んできました。しかし、地道で精神が鍛えられる練習の時ほど自分を含め弱さが見えてしまうことがありました。ただ練習をこなすだけでは、体力はつくものの試合で力を発揮できません。試合で実力を示すためには、バッターであれば打席に立った時に絶対に打てるという自信がなければなりません。また、それに加えて確かな技術を持ち合わせていなければなりません。この合宿では打席に立った時に、これだけバットを振り込んだのだから絶対に打てる。という自信とこの投手のこのボールを芯で捉えることができる。という技術の両面を練習を通して得ることが出来ると思います。それには、自分で妥協点を作らないこと、自分に足りないものを自覚して練習することが必要とされます。そして、自分達はやらさせてる練習ではなく自分達から進んで取り組む練習をしなければいけないと思います。
明日の練習では、1.往復12キロのランニングで弱い自分と向き合い1秒でもタイムを縮めること2.アップのダッシュでスタートの一歩目と駆け抜けを徹底すること3.キャッチボールでは早いテンポで強いボールを投げ肩を強くすると同時に試合仕様に肩を作りやすくすること4.ノックでは1球に食らいつき、アウトを取るためのプレーをすること、グランドを広く使い連携プレーのミスをなくすこと5.バッティング練習ではフライをなくし、ストライクボールをヒットコースに強く打つこと、当てに行くようなスイングはしないこと6.1本バッティングや試合形式の練習で下級生から上級生まで自分のストロングポイントをアピールすること、そのための集中と緊張感をもち実戦を行うこと7.トレーニングメニューでは全員で声を出し、チームの雰囲気を高めること、以上7つの目標をもち、練習に取り組みたいと思います。
これらの目標を自分達が自分達のために行っているという意識を常に持ち、関東大会を勝つための体力と個人の能力、そしてチーム力を上げていきたいと思います。
練習量が日本一であるならば、質の高さも日本一でなければいけない。これが中央大学の強さだ。と胸を張って言えるように一つ一つのメニューを丁寧に意味を理解して行い合宿終盤に向けチームの士気を上げていきたいと思います。
本日もお忙しい中、OBの方々がグランドまで駆けつけてきて下さり、練習のサポートや、貴重なお言葉、選手のことを考えた差し入れをして頂きました。現役選手のために自分の時間を使い部のために貢献できるような諸先輩方のようになれるよう、私も池田監督のもと残り1年間で様々なことを学んでいきたいと思います。まずは、明日の朝起きてシーツを綺麗に畳むことから始めていきます。明日も合宿がんばります!!!


浜松合宿【6日目】

2年 遠藤 祐亮


本日は合宿5日目でした。本日は5日間の中で最も天気が良く、練習にも熱が入る1日となりました。
私は昨年の夏に入院をしてしまい、夏の合宿など一番大切な時期に練習に参加できず、試合にも出れずに悔しい思いをしました。昨年はスタンドから全日本大会優勝の場面を見ていましたが、あの全日本の舞台のプレッシャーの中で昨年のエースの小河原さんはほとんどの試合を一人で投げ、チームを優勝に導きました。あのプレッシャーに打ち勝ち、チームを勝利に導くためには日頃から妥協をせず、自分に厳しくいたからだと思います。その姿勢こそが誰もが認めるチームのエースの姿なのだと思います。そのため私は今年、この浜松合宿から意識を変え、最大の敵は自分だということを自分に言い聞かせ、自分に負けないように練習やトレーニングに取り組んでいます。また、今年は軸となる投手がいないと言われているので、この浜松合宿でチームを背負って投げれる投手になるように、投手陣は野手の2倍も3倍も走り、トレーニングを積んでいます。私はその軸となる投手となるために他の7人の投手に負けないよう、日々全力で練習に取り組み、体と心を鍛えています。そして、まずは3月に行われる関東大会で試合に出場してチームに貢献し、チームメイトにも認められる投手になりたいと思います。
また、今回の合宿で私はストレッチの大切さを改めて思いしらされました。これだけ厳しい練習をしていると体に疲れが貯まり、怪我をしやすい体になります。そこで本日はOBの先輩の高野さんにストレッチのやり方を教えて頂いたり、マッサージをして頂きました。実際に、体の張りや痛みが和らぎ、今まで自分たちで行ってきたストレッチやマッサージは甘いものだったと痛感しました。これからはストレッチやマッサージにも妥協をせずに取り組んで行かなければならないと思いました。
今年は新入生を迎え、私にも大学に来て初めての後輩ができました。その為、後輩の目標となるような先輩を目指して野球だけでなく、合宿中の生活も細かいとこまで気を配って生活して行きたいと思います。
合宿も残り3日となりましたが、辛いときほど笑顔で、良い雰囲気で練習し、少しでも自分が成長できるように努力していきたいと思います。


浜松合宿【7日目】

4年 保坂 祐樹


本日は練習6日目でした。雨が降っていた為、室内練習場での練習となりました。自分達の足りない部分や弱点、明日からの日程を考え、チーム全員が意識を高く持ち練習に励みました。
  今年は4年生となり「投手」として、そして「主将」としてこの静岡合宿に臨んでいます。私は投手としてこれまでの3年間、多くの試合で投げさせて頂きましたが、満足のいくピッチングは1回も出来ておりません。なぜ1回も出来ていないのかと分析したところ、大学野球のレベルの高さに驚いたという事と、自分のピッチングにまだ甘さがあるという事に気付きました。昨年に比べ球速も上がり、コントロールの精度も高まってはいますが、まだまだ低めへのコントロール、変化球の精度を上げていく必要があります。その為、宿舎から球場までの往復のランニングでは常に上位で走り、ダッシュ、遠投、トレーニング等も常に全力で行うように心がけています。
全力で走ったり、全力で投げる事は当たり前の事ではありますが、池田監督は、私達に「力を抜くことはいつでも出来る。自分達から辛い道へ挑戦していきなさい」とおっしゃってくださります。チーム全体で決して楽な方向へ進むのでは無く、自ら辛い方向へ進むことが、自分達を鍛え、成長させてくれるものだと思います。
  又、主将として隙のないチームを作れるよう、まずは私自身が隙のない人間にならなければなりません。私はこの静岡合宿で、野球以外の面でも日本一になりたいと思い、選手全員に毎日の部屋の整理整頓を心がけさせています。布団の角を合わせたり、シーツをシワが無く畳んだりと、当たり前の事をより確実に行う事で、運を自分達へ引き寄せる事が出来ます。そして最後には野球の神様を味方につけ、私達を勝利に導いて下さると信じ、常に実行しております。
  明日は今年初のオープン戦があります。今年のチームは経験不足と言われているので、明日の試合は自分達の経験、そして自分達を試す絶好の機会です。まずは「負けない野球」をする為、エラーや無駄な四球、バント失敗といったような、相手に流れを与えてしまうプレーを防ぐ必要があります。バントを1発で決める事、ダブルプレーを確実にとる事、中継でミスをしない事など、当たり前の事を100%で決める事により、相手にチャンスを与えず、自分達の流れに引き寄せる事が重要になってきます。まずはこの「負けない野球」を心がけていき、これをさらに応用した「勝てる野球」も目指して参ります。「勝てる野球」ではまずは塁に出る事が勝算に繋がります。ヒットは打てなくても、ボール球をしっかりと見極め四球を選んだり、ゴロを打って相手のエラーを誘ったりする事で、私達の武器である機動力を生かす事が出来ます。さらに盗塁やエンドランで常に次の塁を狙い相手にプレッシャーを与え点数に結びつける事で、より勝利へ近付きます。そして、例え先制を許したり、反撃をされたとしても、自らを信じ動じること無く、相手の隙を常に狙い、逆転をしていくような粘り強い野球をしていきたいと思います。投手は左右両方で豊富なので、継投をする事により、相手打線へ的を絞らせません。
このように当たり前の当たり前にし、相手に流れを与えない「負けない野球」から、相手にジワジワとプレッシャーを与え、相手の隙を狙い常に点にこだわる攻撃的な「勝てる野球」を心がけることが今年のチームの目標であり、明日のオープン戦で実行していきたいと思います。
そしてこの「勝てる野球」を続けていく事が、今年の目標である関東大会優勝、全日本大会2連覇へ繋がっていきます。両親、応援して下さる方々、OBの方々へ、「優勝」「日本一」という形で恩返しが出来るよう、残りの合宿も泥臭く練習し、選手全員が1日1日成長出来るよう日々精進して参りますので、今後共、宜しく御願い致します。


浜松合宿【8日目】

2年 野口 彰太


  本日は合宿7日目で、中京大学とのオープン戦が行われました。昨日の雨も止み、晴天の中で試合を行うことができました。
  私は昨年の全日本大会優勝の時にはベンチに入ることができず、スタンドで優勝の瞬間を迎えました。しかし、同学年である木下、渡邊は全日本大会でも登板をしており、昨年の優勝は嬉しさの反面、悔しさが残る結果となりました。今年は昨年までエースとして活躍していた小河原さんが引退し、投手力が弱いと言われています。引退した小河原さんの分、自分が投げて全日本大会二連覇に貢献するんだと自分に言い聞かせて今年の浜松合宿での練習やトレーニングに取り組んでます。そして、誰よりも投げ込み、走り込み、他の投手に負けないような投手になりたいと思っています。
  本日の新チームになって初めてのオープン戦で私は先発投手を任されました。私は昨年はオープン戦でもあまり投げるチャンスを掴むことができず、久しぶりの登板で緊張もありましたが、今まで練習してきたことを出し切るよう投げました。結果としては、完投することができたものの、野手陣の得点に助けられ納得のいく登板とはなりませんでした。自分自身の課題である「ストレートの精度」 「カウントの取れる変化球」についても全くと言っていい程、力のなさを感じました。
  試合中に池田さんから「自分の投げたい球を投げるのではなく、相手が嫌がる球を投げるのだ。自分中心で考えてはだめだ。」という言葉を頂き、改めて自分は自己中心的な考えを持っているのだと痛感しました。これは野球以外の普段の寮生活や学校生活でも同じようなことが言えます。全ては野球に繋がっています。みんなから認められる投手となれるよう、些細なことから気を遣って生活していかなければならないと感じました。
   今年の浜松合宿も残すことあと明日の1日のみとなりました。今年の合宿でもたくさんのOBの方や保護者の方々から沢山の差し入れを頂きました。私達が全力で野球に取り組む事ができているのもこういった方々のお蔭です。皆様のためにも必ず全日本大会二連覇を成し遂げ恩返ししたいと思います。
  明日で最後の練習となりますが、最後まで気を引き締め一つ一つのプレー、行動に気持ちを込めて合宿を締めたいと思います。


浜松合宿【最終日】

4年 小貫 慧太


合宿最終日。練習序盤のベースランニングでいきなり池田監督に喝を入れられました。16本目の走りが1番良かったと。自分達の弱点、スイッチ入るのが遅いという事です。

野球の試合は同点でない限り9回で試合終了となります。その間に力を出し切らなければ、当然負けという結果になります。今回指摘されたのは最初から100%の力を出さずにどうやって試合に勝つんだという点です。池田監督のおっしゃる通り、劣勢の状態から「さあ、ここからだ」では遅いですし、すでに勝負ありだと思います。
本当に強いチームはプレイボールの時点から、100%の力で相手にプレッシャーを与え、隙を見せず戦い続ける事で、勝利を手繰り寄せることができるものだと思います。
また、私達は勝つ為に9イニングの中での数秒間のプレー、あるいは一回あるかないかのプレーを想定し何百回、何千回とひたすら反復練習をするのです。
元楽天イーグルス監督の野村克也氏が「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」と言っていました。勝負の世界で戦う者として、以上の事から「負けない野球」をする為に100%の力でパフォーマンスをする癖を付けること、試合でのワンプレーに対し、こだわり、これでもかという向上心を持ち、完璧なプレーを追い求める事を突き詰め、試合で勝つ為の練習を全員で意識して取り組みます。例えばバントや内野ゴロでの1塁までの駆け抜けで全力疾走、ベースの前でスピードを落とさないこと。そうすることで相手の守備にプレッシャーを与え、エラーやジャックル、ギリギリのプレーで相手のミスを誘うことが出来ると考えます。全力疾走は当たり前の事ではありますが、これまで以上に磨きをかける事で相手に嫌がられる走塁ができると確信しています。自分は今年の中央大学も本当に素晴らしい能力を持った選手がいると思います。ただ、能力を発揮せずに負けるという後悔だけはしたくないので、副主将・4年生としてチームを良い方向に導きます。
今年の静岡合宿にも、大変ご多忙の中、多くのOBや保護者、応援してくださる方々がお越しくださいました。改めて私達は多くの方々に支えていただき、応援していただいているのだということを感じ、部員一同心より感謝しております。たくさんの差し入れも頂きました。私達の体調を気遣ってくれて、品物を選んでくれている方もいます。差し入れをするにしても買う作業、宅配業者さんまでに運ぶ作業、伝票を書く作業などたくさんの手間がかかります。それでも私達の事を思い、差し入れして頂き本当にありがたい事だと感じております。誠にありがとうございました。私達は結果というもので、皆様に恩返しがしたいと思います。野々下OB会長が応援する側からして、勝つ事が1番嬉しいことだとおっしゃっていました。1番私達を応援してくださる皆様の為に勝利という良い報告が出来るように、皆様に対する感謝の気持ちを絶対に忘れずにこれからも取り組んでいきます。