秋田合宿【1日目】

4年 帶金 徹


本日から秋田合宿がスタートします。本日は早朝6時に南平寮を出発し、夕方4時頃に秋田県森山館に到着しました。到着すると森山館の方々が暖かく迎え入れて下さいました。

 私は、昨年主務という立場で合宿を経験しました。合宿を行うにはたくさんの準備が必要であり、支援して下さる方々の協力がなければ合宿を行うことはできない、という事を痛感した合宿であったことを覚えています。森山館のスタッフの方々の温かさ、白神山地から毎日おいしい水を運んで下さる工藤さん、バーベキューなど開いて下さり選手を元気にしてくれる大森さんなどの支えがあり、合宿を行うことができました。また、今回の合宿でも早朝寮にバスが到着することや、パーキングエリアで昼食の予約をしてあるなどのことは、選手たちが見えない所で監督の池田さんが動いてくれているからです。今年度よりコーチの友哉さんは、部の車を修理に出してから秋田に向かって頂いています。

 私は、今回の合宿で大学生活最後の合宿になります。たくさんの方々の助けがあって、行われている事を後輩に少しでも伝え、感謝の気持ちを持ちながら毎日を過ごせる選手を一人でも多く増やしたいと思います。

 全日本大会3連覇達成の為に、チームのレベルアップが出来る様、全員全力で野球に取り組んでいきます。今年も合宿の様子をホームページにて更新致しますので、楽しみにしていて下さい。


秋田合宿【2日目】

4年 小西 達也

練習初日の本日は、天候にも恵まれ、秋田の良い環境の中、練習に打ち込むことができました。

 

本日は審判講習会ということもあり、午前中に実戦的なノックを行い、昼からは紅白戦を行いました。

私は今回の合宿で、下半身を使い、逆方向へのバッティングを常に心掛けることをテーマとしています。そんな中、紅白戦での打席では、全く意識できておらず、自分のミートポイントまでボールを待ちきれていませんでした。紅白戦後のミーティングで池田さんから「全体的に最近長いバットを振り込んでいることで、体が開いてしまい、ポイントが遠くなっている。」と指摘され、そのあとの長いバットを使ってのロングティーでは遠くへ飛ばすのではなく体の正面でとらえることを意識して取り組むことができました。これからどんどん長いバットを振り込んで、下半身始動で逆方向への強い当たりが打てるスイングを身につけていきたいと思いました。

 

又、能代商業の工藤監督の父である工藤さんが、今年も白神山地からおいしい水を持ってきて下さり、感謝の気持ちを持って練習をすることができました。

全日本大会までの短い期間、たくさんの人への感謝の気持ちを持ち、毎日を大切に過ごし、全日本大会三連覇を達成したいと思います。




秋田合宿【3日目】

1年 清水 彰仁


練習二日目。午前中から雨が降ってしまい、思うように練習が進みませんでした。

 

 今日は、ブルペンに入り、投げ込みをしました。私は今日練習に来て下さった齊藤さんから、直接ご指導を頂くことができました。いつものピッチングでは、どうしてもシュート回転をしてしまい、甘い球が多々行ってしまうことがあります。齊藤さんには、インステップを直すこと、中指に力を入れて投げることを教えて頂きました。それを意識して投球すると、いつもとは違うストレートの感覚がありました。うまく決まるとシュートせず、伸びのあるストレートを投げる事が出来ました。今回の合宿が終わるまでには、「本物のストレート」をコースに投げられるようにしたいです。齊藤さんありがとうございました。

 

 練習の最終メニューとして、寒風山のふもとから頂上の展望台までの約5キロの道を走りました。5キロの上り坂はとても長く感じ、途中で歩いてしまおうかと思いましたが、自分の為だと思い完走する事ができました。頂上からの景色はとてもきれいで、走っていた時の辛さを忘れるくらい気持ちよかったです。また、全員で走り切ったことでの団結力もさらに増したと思います。

 

 まだ合宿は始まったばかりで大変な事が多いですが、すべては全日本三連覇のために頑張っていこうと思います。




秋田合宿【4日目】

3年 浜野 暢之


練習三日目、今日もあいにくの空模様で、グランドでの練習がほとんど出来ませんでした。

 

 今日はグランドの外でダッシュ、補強トレーニングを行いました。雨で練習が中断している際に、練習に来て下さった、池田さんの3学年先輩の馬場さんのお話を2年生と3年生で聞かせて頂きました。自分達3年生は、もうすぐ就職活動を始める時期が近づいてきました。キツイと思いながらしている練習、この練習はこうした方がいいんじゃないかと思うような練習でも、いつか将来やって良かったと思える日が来る、今の環境で野球、勉強が出来ている事に感謝し、今出来る事を精一杯頑張って下さい、というお言葉を頂きました。自分の今しなくてはいけないことは何かを日々考え、これからの生活を送っていこうと思いました。練習中でも、考え工夫し全力で取り組むことで結果はついてくると思うし、その頑張りは就職難の現在でも、企業に食らいついていく粘りに繋がって来るのだと自分は考えました。

 社会に出るということは新たなチャレンジであり、新たな発見で、今までに見えていなかった世界が見えてくると思います。それは、野球でも同じことだと思いました。自分の今までの考えを変え、新しい事に取り組むこと、辛い練習に限界までチャレンジし、それを乗り越える事で、新たな自分に出会えると思います。

 

 最終メニューは、約9キロの宿舎までの道のりを学年対抗で駅伝をしました。1学年9人なので、だいたい1人1キロのなのですが、誰が何キロ走るかは自由で、各学年で話し合って決めるというものです。3年生は長谷川、亀井、江森、馬場、桑原などはすごく速く、金城、自分、伊藤爵寿、山田は遅いという、非常に両極端な学年です。でも、団結力だけはどの学年にも負けません。お互いが補い合い、チームワークで勝利を狙いました。しかし、結果は僅差で最下位でした。敗因の話し合いでも俺が悪かった、こう頑張っていたらと個々が責任を感じていました。

 

 毎年、全日本大会で勝ち抜くためには3年生の力が必要不可欠で、団結力抜群の3年生を中心に今年も全日本の頂点を目指し、日々レベルアップしていきたいと思います。

 

 

本日練習に来て下さった馬場さんは、岐阜南高校出身で甲子園にも出場し、中央大学をS60年度に卒業された準硬式野球部OBです。

お忙しいところ、本当に有難うございました。

8月31日に再びお会いできる事を、選手一同楽しみにしております!




秋田合宿【5日目】

2年 柴田 絋希


今日は天気も良く、久しぶりに実戦練習ができました。 

 

練習が始まる前のミーティングで、皆気合が入り、そこから集団走をしました。 

いつも以上に、皆声を張って頑張っていました。午前中は守備を中心に、ノック、連携プレイを行い終了。午前中の途中から、能代商業高校の一年生と一緒に練習を行いました。

 

午後からは、バッティング中心の練習。四班にグループを分けて、一班20分で回していきました。

自分はD班だったので、守備を二回守り、ティーバッティングをし、バッティングに入りました。

バッティングが終わり、次は、一本バッティング。能代商業の選手たちも一緒に守備につき、練習を行いました。一回り終えたところで、能代商業の選手が帰り、自分たちだけで、そこから一本バッティング。状況設定は、1アウト、一塁三塁。自分はセカンドを守っていて、打球がショートに飛びました。本来なら、6ー4ー3のダブルプレイ狙いで、もちろんショートは、二塁ベースに投げます。自分もボールを受け取り、一塁に送球しようとしましたが、一発でボールを掴めず、握り直してしまいました。結果アウトにはなったけれど、もし、全日本の決勝でアウトをとらないといけない時に、握りかえる時間がなかったら、どんなボールの持ち方でも、投げないといけないと思います。そのことについて、先輩から指導して頂きました。 

 

やはり、時には厳しく、時には優しく、メリハリをつける大切さを実感しました。

ぐっとこらえるところは我慢して、でも、ここはこうしたほうが良くなるのではないか、と思うところは、気が済むまで話し合う。それが本当に大切だと、改めて実感しました。

 

秋田に来てから、5日目。足も張り、体中が筋肉痛ですが、この一番つらい時に、いかに頑張れるか。そこが、ここ一番での、勝負運にプラスになっていくと思うので、是非、自分から積極的に追い込み、一番つらい時を楽しみたいと思います。




秋田合宿【6日目】

3年 馬場 将史


今日は曇り空ではありましたが、1日しっかりと練習が出来ました。

 始めの集団走ではペースについていくことができず、列から外れてしまう人が何人も出てしまいました。その中の大半は本来、率先して周りに声を掛け、練習に取り組む姿勢でチームを引っ張っていかなければならないはずの3,4年生でした。ペースについていくことができないのは仕方のないことですが、列を外れた者のなかには、学年が上がるにつれて出来てしまった“甘え”が心のどこかにあったのではないかと思います。ユニフォームを着ると年齢は関係ないと言いますが、やはりチームを引っ張るのは上級生の仕事であると思います。上級生だから手を抜くのではなく、上級生だからこそしっかりと襟を正さなければならないと感じました。

 合宿も中盤に入り、だんだんチーム全体に疲れが見えてきました。こういうときだからこそ上級生が中心となってチームを盛り上げ、中身の濃い1日1日にしていきたいです。




秋田合宿【7日目】

4年 北原 拓哉


本日は、午前中に紅白戦を行う予定でしたが、途中から降り出した雨が強くなり中止となりました。 台風の影響もあり雨が止まない事と、疲れが溜まってきている事から、午後は体を休める為の時間をとって頂きました。

 

 秋田合宿も7日間が過ぎてしまいました。こちらに来てから天候がすぐれない事が多く、実践的な練習があまりできていません。しかし、そんな中でも出来る事を精一杯やっています。皆が全日本大会で勝つという明確な目標を持ち、モチベーションを高く持って取り組んでいる事がわかります。

 私にとってはこれが最後の合宿です。これから先、こんなに野球に集中できる時間も、追い込まれる事も無いかと思うと、辛い合宿ではありますがとても寂しく感じます。こんなにも寂しいのは宿泊している森山館のスタッフの皆さんをはじめ、球場まで足を運んでくれる卒業生の方々、他にも多くの方々に応援して頂いている事を実感しているからだと思います。

 そしてやはり仲間、スタッフ陣に恵まれているからこそ、もっと一緒に野球がしたいと感じるのだと思います。

 

 合宿も残りわずかですが、中央大学準硬式野球部を応援して下さっている多くの方、そして自分達をここまで育てて頂いた両親に感謝の気持ち、より一層高い意識で取り組んでいきます。




秋田合宿【8日目】

4年 真中 恵介


本日は、昨日降り続いた雨の影響もなく、快晴の中、一人一人が意識を高く持ち、練習に取り組みました。午前中は守備練習、午後は打撃練習と、練習内容は普段と同じでしたが、それぞれが何をしなくてはいけないのかを考え、内容の濃い練習ができていたと感じます。しかし、まだまだチームにとっての課題もたくさんあります。アップの時やノック、バッティングをしていても、苦しくなってくると、周りに声を掛けられなくなったり、集中力が無くなってくるとだらけてしまう事があります。苦しくて辛くなってからこそ、自分の事だけではなく、周りに気配って、助け合っていく事が大切なのではないかと私は思います。私も、主将として今まで以上に周りに気配って、チームの為に働いていきたいです。

 私は、今年が最後の合宿となりますが、今思うのは、こんなに素晴らしい環境で練習ができてきたのも、合宿を通して様々な人の支えがあったからだと感じます。たくさんの差し入れなど、様々な人が支援して下さってくれているからこそ、毎日元気に野球ができているのです。感謝の気持ちがあるなら、苦しくても弱音を吐いていてはいけません。私達は、あくまでも日本一となる為に練習しているのです。日本一のチームになるには、ただ試合に勝つだけでなく、私生活から、練習態度まで、すべてにおいて一番を目指すことが必要です。すべての人に感謝して、ひた向きに取り組むことが恩返しだと思うので、残りの合宿も後悔のないように一日一日を一生懸命過ごしていきます。

 

 明日からは定期戦を含め、3日間練習試合が行われる予定です。一週間の合宿の成果を何かしらでも発揮できるよう、自信を持って積極的にプレーしていきます。そして、全日本3連覇に向けて、チームとしても成果を挙げれるように、更に一丸となって取り組んでいきたいと思います。




秋田合宿【9日目】

1年 高野 桂


本日の秋田は、朝から雨が降り続きました。雨でモチベーションが上がらない中、意識を落とさないように練習をしました。
 
雨の中、片道約九キロ近くあるグランドまでの道を走り、雨の影響もあり、グランドが使う事ができずに場所を移動する事になり、宿泊場所から近くの体育館で練習をしました。
 体育館では、まず、補強練習で腕立て、腹筋、背筋をしました。自分は、腹筋、背筋を鍛える事で、打球の飛距離を伸ばす意識で取り組みました。その後には学年対抗でバスケットボールの試合をしました。罰ゲームもあったので、皆普段以上に燃えていた気がします。結果としては、四年生、三年生、一年生、二年生の順位でした。他のスポーツを練習で取り入れる事は、普段はあまりありませんが、それぞれのスポーツで野球に活かせる面は多々あると思うので、ただ楽しむだけではなく、目的意識を持ち何事にも取り組みたいです。
 宿舎に帰ってきた後は、自由だったので自分は疲れを少しでも取る為に、ストレッチと睡眠に時間を費やしました。
 
 甲子園では自分の後輩の前橋商業が負けてしまい、残念ですが、合宿はもう終盤なので、意識を上げて悔いの残らないように最後までやりとげたいと思います。




秋田合宿【10日目】

3年 亀井 豪人


本日は毎年恒例の中央大学・東北学院大学・中京大学の3校による定期戦でした。

 

今合宿は天候に恵まれない日が多く、本日もやはり朝から雨が降り続きましたが、グランド状況が悪いながらも東北学院大学と試合を行う事ができました。試合の序盤は、中央大学のペースでしたが、8回に一挙に9点を失い、結局追いつく事ができずに7対9で敗れました。序盤で5点のリードを奪い、これで勝てるだろうという思いが、全員にあったように感じました。また、9失点をしたイニングは、投手はストライクが取れない。野手は準備不足でエラーをする、という悪循環に陥り、試合に出ている選手、出ていない選手も含め、誰一人として流れを止める事ができませんでした。これまでの練習で、池田さんに度々指摘されていた一人一人の甘さ、自覚のなさが、もろに出た事による結果だと思います。各々ができる事をしっかりやれていれば、このような展開にはならなかったはずです。

 全日本大会を制する為に、このような甘えがあっては絶対にいけないという事を、3・4年生が中心となり、チーム全員に意識させる事ができるか。これが、全日本大会3連覇への鍵だと私は感じました。今の選手、このチームなら絶対にできるはずなので、明日からは更に気を引き締め、1球を無駄にせず、1プレーに全員で集中し、良い形で全日本大会に挑めるようにしたいです。

 トーナメントでは何が起こるか分からないので、個人的には、内野は全ポジションを守れるようにしたいと思います。

 

 また、夜には大森三四郎さんにバーベキューに招待して頂き、普段は食べる事ができない、アワビやホタテなどの海の幸。マグロの解体ショー。美味しいお肉やスイカなどを御馳走になりました。大森さんには、毎年盛大な会を開いて頂き、我々、中央大学準硬式野球部は、本当に多くの方々に支えて頂いているのだと再認識する事ができました。このような温かい方々への恩返しとして、全日本大会では必ず、3連覇を成し遂げたいです。







秋田合宿【最終日】

4年 東舟道 大介


本日は、秋田合宿最終日でした。昨日に引き続き、中京大学と定期戦、富士大学と練習試合をしました。天候が心配されましたが、無事に晴れ2試合とも消化する事が出来ました。

 

 中京大学戦では、3対0の引き締まった試合でした。投手をはじめ、守備がしっかりしており、1点も与えない理想的な野球ができました。攻撃では、走塁ミスが目立ち自らチャンスを潰す事が多く、投手を助ける事が出来ませんでした。

 2試合目の富士大学戦では、序盤に効率良く5点を取り、良いスタートが切れたのたのですが、心のどこかで「5点差あれば大丈夫」という甘い考えがあり、3回以降は得点する事が出来ませんでした。結果5対1で勝利したものの、このような試合展開では、一つの歯車が狂うと立て直しがきかず、昨日の様にあっさりと逆転されてもおかしくありませんでした。チャンスでは全員で集中して、1点1点積み重ねていけるような試合運びをして行けるよう、修正していきたいです。

 

 このチームは、ミスした人に対して厳しく注意する事が出来ず、お互いを慰め合うという悪いクセがあります。その結果、自分自身の殻を破る事が出来ず、ただの仲良し集団で終わってしまっています。日本一を目指すチームなら、お互いに悪い所があれば、厳しく接していかなければいけないと思います。この合宿で見つかったたくさんの反省点を、互いに叱咤・激励しながら更なる良いチームにして行きたいです。

 

 私自身、これまで辛い事から逃げてしまうような事が多々あり、一歩前に進む事が出来ないでいます。一歩前に踏み出す事が出来れば野球だけに関わらず、これからの人生で大きく成長する事が出来ると思います。自分自身を変える為、心を入れ替え日々成長していきたいと思います。

 

 秋田合宿では、旅館の方をはじめ、両親やOBの方など、たくさんの方々にお世話になりました。この合宿を無事に終える事が出来たのも、支えて下さっている方々がいたからだと思います。多くの方々への感謝の気持ちを大きな力に変え、全日本大会3連覇という形で恩返しできるよう、精一杯プレーしていきたいと思います。本当にありがとうございました。