浜松合宿

1日目
4年 山口雄大

 

本日から令和2年度浜松合宿が始まります。

本日は朝4時半に寮を出発し、バスで浜松市天竜区、湖畔の家に向かいました。
8時半頃に湖畔の家に到着し、9時から天竜球場へ向かうランニングで合宿をスタートさせました。
午後から内外野の連携プレーを行いました。昨年まで野球部におられました、二塁手の端岡さん、遊撃手の真谷さんがいなくなり、心強い経験者がおらず、連携ミスが多くでました。中継プレーで今まではホームまで2人で中継していたのが、3人に増えてしまい大きくタイムロスが生まれて、走者を阻止できない場面が多々ありました。この合宿で中継プレーという課題ができ、3人での中継プレーの練習をし、取ってから素早く投げて、一人当たりに掛かる時間を少なくすることで、タイムロスがなくなり、本塁で阻止できるようになると思います。

私は本年度の主将を務めております。今年のチームには常に自ら考えて行動しようと声を掛けており、学年関係なく、思った事は発言し、やりたいと思った事はすぐ実践し、結果を出すチームを目指しております。
本日は、練習の最後に行ったスイングで3年生の足立が決められていた数を振り終わってからもう20回振ろうとチームに大声を掛けました。この合宿でもそういった意識が現れ始めています。最上級生がチームを鼓舞するのは良くあることですが、3年生や2年生がもっと数を増やしてやりましょう。というふうに言うことは昨年まではありませんでした。下級生が野球をもっとやりやすい環境を作ることで結果は必ずいい方に変わってくると思います。
昨年、全日本選手権に出場できなかったことは決して忘れる事はありません。今回行なってる浜松合宿でひたすら練習に励み、どこの大学にも負けない練習量に立ち向かっていける事が出来るのもその悔しさが心にあるからです。常にその気持ちを持ち練習に臨む事で、試合で堂々とプレーできる自信と精神力を付ける事が出来ます。野球だけではなく、浜松合宿を行えている事や美味しいご飯を食べられる事など、応援して下さっている方々に結果で恩返しできるように、これからも練習に励んでいきたいと思います。

本日はOBの杉山様、桑原様が練習に参加して下さり、ノックを打って頂きました。
又、私達の体調を気に掛け飲み物等を差し入れして下さった方々、毎年お世話になる湖畔の家の皆様、全ての方々に感謝の気持ちを忘れず、成長できる合宿になるように取り組んで参ります。

 

2日目
4年 服部康太郎

 

本日は浜松合宿2日目、中京大学とのオープン戦が行われました。本日は少し雲行きの怪しい中の試合となりましたが1試合目は無事に終える事が出来、2試合目は雨天の為2回で中止となり1試合目は6-3と勝利を収めました。
私は昨年の夏の合宿の東北学院戦以降の登板となりました。リーグ戦や関東王座といった公式戦での登板は無く「今年こそは公式戦で登板する」と言う強い意気込みで本日の登板に臨みました。リリーフで登板をし3回を投げ被安打5本、自責点2点の内容でした。右打者のインコース真っ直ぐや変化球でカウントを取る事が出来ず、相手に的を絞らせてしまう事になりました。一方、今までの課題であった先頭打者の四球を出さない、追い込んでからの決め球を低めに集める事が出来、今までとは違った投球リズムで投げ込む事が出来ました。又、新球種としてフォークを実戦で投げ通用する事が分かりましたので自信にすると共に今後の決め球だけで無くカウントを取る球としても使える様に成長していきたいと思います。こういった成長が短いイニングだけで無く長いイニングを投げられる事に繋がります。応援する会会長の佐々木様の「努力しても努力しても結果に繋がらない、しかし、努力しなければ結果は出ない」と言う言葉もある様に本日のピッチングに満足せず日々の努力を怠らず精進して参りたいと思います。
 本日はいつもお世話になっている渡辺サービス企画社長の渡辺様から日頃食べられないベーコン20kg、ウインナー11.5kgを頂きました。他にもOBの方や保護者の方々から多くの差し入れを頂きました。又、昨年卒業された河島さんから個人的に激励の言葉を頂き非常に感激致しました。この様に多くの方々が私達の事を応援して下さっています。浜松合宿が毎年行われている事を当たり前だと思わず応援して下さる方々や湖畔の家様の支えがある事に感謝し残りの合宿に全力で取り組みたいと思います。

 

3日目
4年 大濱安音夢


本日は浜松合宿3日目となりました。
午前中に紅白戦を行い、午後にケースノックを行い連携プレーを再確認し、その後バッティング練習を行いました。
紅白戦の試合内容としては、先発の大澤が以前から課題としている立ち上がりの悪さが出てしまい、初回から流れに乗る事が出来ず、野手陣もアウトを取れる場面での暴投などで失点をしてしまうという場面がありました。チームとしての打撃では初回から連続安打などで出塁をするも、その後の走塁ミスや無死満塁の場面でのライナーバックなどが出来ておらず、気が抜けたプレーが試合の序盤から両チームに多く見受けられました。
このような試合展開を関東大会やリーグ戦などの大事な試合で行ってしまうと負けに繋がります。又、本日はとても強い風が吹いており外野手の落球が四つもありました。その一つとして最終回同点の場面二死走者無しから私は簡単なセンターフライを落球してしまい、捕球していれば試合終了の場面でしたが、一気に二死二塁という一打サヨナラの場面を作ってしまいました。
このように、本日の紅白戦で私を含め外野手の落球が多くあった原因として、まず一つは強風に対しての対応力が全く出来ていなかったという事です。しかし強風など天候状況は試合開始前のシートノックなどで確認する事は出来ますが外野手同士での声の掛け合いやコミュニケーションが取れておらず、試合前の準備が出来ていなかった事が今回の紅白戦でのミスに繋がってしまったのだと思います。
打撃面では私は昨年、公式戦で26打席のチャンスを頂きましたが1本しかヒットを打つ事が出来ず、チャンスを手にする事やチームの勝利に貢献出来ず悔しい思いをしました。その為昨年から課題である打撃面を向上させるべく、冬場から今回の浜松合宿まで、私はスイングスピードを上げる為、通常のバットより重い1.2キログラムのバットを使用し、課題であるアウトコースのボールや変化球に対して引っ張り込んでしまう癖を直す為、打撃練習の際に脇を閉めてボールを引きつけ逆方向に強い打球を打つ事を意識し打撃練習に取り組んで来ました。その結果が徐々に今合宿での紅白戦や実戦練習などの場面で結果として出てきていますが、昨年はその1安打という結果に対して慢心してしまった事が自分の心に隙を作ってしまい、思うような結果を残す事が出来ませんでした。その為、現在の結果に慢心する事なく、一球一球に集中し常日頃から池田監督から御指導頂いている考える野球を心掛けたいと思います。
今年から私も最上級生となります。入部以来私は全日本大会優勝という一番の目標を達成する事が出来ず、大舞台を経験した事のある選手が多く居ません。その為私達には練習を積み重ね自信をつけるしかありません。浜松合宿も明日で最終日となりますが、最後まで気を引き締め個人としてもチームとしても大きく成長出来るよう頑張って参ります。
本日もOBの渡邊剛さん、今年度卒業された端岡陸さん、小宮山優生さんが選手達にノックを打って下さりました、球際の打球には私達に強くなって欲しいという気持ちが伝わり、やはり結果で恩返しするのが私達が出来る事だと思います。
また、昼食の際にはOBの河島さんと河島さんのご両親が選手全員に手作りの温かく美味しい豚汁を私達が練習をしている球場まで作りに来て下さりました。本日は今回の合宿で一番強い風が吹き、体も冷え込んでいた事もあり体の芯から温まるものでした。毎日OBの方々や保護者の方々から、差し入れを頂いてる事に感謝の気持ちを忘れず、明日が浜松合宿最終日となりますが、全員が同じ方向を向き頑張っていきたいと思います。

 

最終日
4年 山本優輝

 

本日は合宿最終日となりました。
雲のない快晴の中練習をすることができました。
本日は打撃練習を行ってから紅白戦を行い、最後にノックを行い今回の合宿を締めくくりました。

紅白戦の試合内容としては先発である服部は以前より球の勢いが上がったものの制球力が足りず四球やカウントを取りに行った甘い球を打ち込まれた上に野手も失策を重ね大量失点してしまいました。対する林部は力のあるストレートが低めに集まり非常に良いピッチングをしていましたが、4回に甘く入ったストレートをホームランにされ一球の気の緩みが現れた場面がありました。
これは日頃から池田さんから御指導されているように努力をし続けていても一回でも妥協したら積み重ねてきたものは一瞬にして消える事と同じであり、一球で試合が大きく変わる野球では絶対に許してはいけません。今回の一球の気の緩みを本塁打という結果として喜ぶのではなくチーム全員が一球の怖さを感じなければなりません。
紅白戦中の気の抜けたプレーをした私達に、池田監督から熱いノックをして頂き一球の大切さ、一球に食らいつく執念を叩き込んで頂きました。

守備面では昨日の反省を生かし守備中のポジショニング確認の声かけが活発に行われ、内野と外野の連携のミスは減り飛球に対しての声かけや判断ミスが無く、昨日の反省を生かして実践できたのではないかと感じました。
3月17日に初戦を迎える関東大会、リーグ戦、全日本大会の全ての試合で絶対にピンチの場面は訪れます。
私達が目指しているチームは圧倒的な力で勝ち抜くチームです。圧倒的に勝つ為にも粘り強く守り抜く守備力は必要不可欠となります。昨年の関東王座決定戦のような延長戦13回まで粘り勝つ力を付ける為にも合宿だけでなく日頃の練習から自分に厳しく、そして常にチームが勝つために自分はどうしなければならないのかを考え練習に励んで参りたいと思います。

本日はOBであり現掛川工業で監督をされている豊田様が昨年に続きグランドにお越しくださり、今年度卒業された真谷さん、小澤さんが紅白戦のスコアを書いてくださりました。又、私の両親と森の母が温かい卵スープを作ってくださり午後の練習の活力となりました。
今回の3泊4日の浜松合宿では計28件の差し入れを頂きました。合宿前日から差し入れをしてくださり、合宿最終日まで毎日沢山の差し入れを頂いていることを当たり前だと思ってはいけません。
又、湖畔の家の皆様の温かく美味しいご飯と温かいお風呂とふかふかのお布団のおかげで毎日疲れを癒すことができ毎日の練習を全力で行うことが出来ました。誠に有難う御座いました。
応援してくださる沢山の方々へ私達は日本一という結果で恩返しできますよう精進して参ります。
今後共、中央大学準硬式野球部に変わらぬ熱い御声援の程宜しく御願い致します。