九州遠征 1日目

 

4年 河島 浩陽

 本日より九州遠征が始まりました。
 早朝に寮を出発し羽田空港へ向かう途中でトラックが横転する事故が起きてしまい、九州遠征の始まりは飛行機の便に間に合うか間に合わないかという状況でした。もし便に乗れない最悪の状況を考え、瞬時の判断で危機管理をしっかりとしなければなりません。そういった面で池田監督は行動が素早く、私たちに的確な判断を指示をして下さいました。危機管理に対する行動と意識を身をもって感じることができました。野球人の前に1人の人間としてどうあるべきなのかを、池田監督には毎日教えて頂いています。
 無事に午後、佐賀県伊万里市にある国見台球場に到着し甲南大学との練習試合を行いました。昨日の雨の影響か風が冷たく、太陽も厚い雲に隠れていました。2週間後には関東大会が控えており、九州で過ごす3日間は非常に大切な3日間となります。試合結果としましては2-1で勝利することができました。私は先発投手として起用して頂きました。野手に転向していた私にとって実に1年半振りの先発投手ということもあり、試合を作れるか心配でしたが6回を投げ77球、1失点、2四球、2奪三振という結果でした。私が課題として取り組んでいることは変化球の制球力です。本日の試合でも変化球の制球力に苦しみ、結局真っ直ぐに頼ってしまうという場面が多々ありました。変化球の制球力が足りず直球に頼った結果、毎回ランナーを背負い、攻撃へなかなか流れを持っていくことができませんでした。変化球への不安を消し、自信をつけるためには「練習」しかありません。九州での残り4試合で各々課題が出てくると思います。関東大会まで残りわすがとなりましたので一日一日を大切に、自分が何をすべきなのかを一人一人が考えて、自信を持ってプレーできるように取り組んでいきます。
 本年の九州遠征もグランド鳳陽様にお世話になります。宿舎には温かいお風呂や美味しい食事が準備されており、素晴らしい環境で野球ができています。何不自由なく野球に集中できる環境があるのは当たり前ではありません。支えてくれる方々に恩返しをするためにも、関東大会を制し、私の地元浜松市で開催される全日本大会への切符を獲ります。                        

 ご声援の程、宜しくお願い致します。

 

3年 大坪 竣平

 本日は九州遠征2日目で、鹿島市民球場にて午前中は西南学院大学、午後は九州共立大学とのオープン戦が行われました。西南学院大学は3-1、九州共立大学は2-0で2試合とも勝利を収める事が出来ました。
  私は本日の2試合を通して2イニングに登板させていただき、無失点に抑える事が出来ましたが、ヒットを4本も打たれるという課題の残る投球内容でした。私のチームでの役割は短いイニングをテンポ良く抑え、良い流れで攻撃に繋げる事です。しかし、ボール球が先行し甘くなった球を痛打されるという課題があります。本日の試合でも初球のスライダーでカウントがとれずストレートに頼ってしまっていました。又、打者を投手有利のカウントに追い込んだとしても決め球であるフォークが抜けて意味のない一球になっていました。この課題を克服するために、私の持っている球種全てでストライクを取ることができる制球力と確実に三振がとれる程のフォークの制度が必要です。そのために日頃のキャッチボールを誰よりも大切にすることや、どんな時でもボールを握り指先の感覚を更に大切にする事、そしてマウンドでは常に低めに投げるという意識を持ちます。明日、試合に登板させていただいた際には投手不利のカウントでは変化球を投げ自分にプレッシャーをかけ、投手有利のカウントでは全て三振を狙っていきます。そして、この九州遠征で少しでも投球技術を上げ、関東大会でチャンスをいただけるよう努力します。
 本日は応援する会、会長の佐々木様に福岡から足を運んでいただきました。佐々木様からこの野球ができる環境に感謝しなさいとのお言葉を頂きました。この遠征は毎年、九州準硬式野球連盟の牛島な様の御尽力のお陰で参加する事ができています。又、日刊スポーツの樫本様が取材に来て下さいました。そこで準硬式野球の中で中央大学が1番好きだと言っていただきました。このように、私達を応援し支えてくださっている方々に感謝の気持ちを伝えるには言葉だけでなく、プレーや普段の生活で示しなさいと池田監督から常々御指導を受けています。私達は日本一を目指す集団です。日本一になる為には野球だけでなく、私生活を含め、日本一にふさわしいチームにならなければなりません。これができれば自ずと結果も付いてくると思います。明日で最終日となりますが沢山の方々が応援してくださっているという事を忘れず、一つ一つの行動に日本一目指して、関東大会に向けたより良い遠征にしたいと思います。
 ご声援の程、宜しく御願い致します。

 

九州遠征 最終日

 

3年 端岡 陸

 本日は九州遠征の最終日、みゆき球場にて九州産業大学と久留米大学とのオープン戦が行われました。結果は九州産業大学に6-0で勝利し、久留米大学には2-5で敗れました。

 

新チームになり、私達が池田監督に常々言われていることは、”絶対にやってはいけない事をやらない”という事です。投手であれば先頭打者への四球、野手であれば必ず打球を前に止め進塁を防ぐといった、当たり前のプレーを当たり前にやらないと勝てないと口酸っぱく言われています。本日の2試合目では、同点の8回に先頭打者に四球を与え、そこからミスが続き失点を与えました。大会で勝つ為には大事な局面でこそ当たり前のことを当たり前にする精神力、気持ちの強さが必要になり、この力が今のチームには欠けている部分だと九州遠征を通じて感じました。

 

 個人としてこの九州遠征で自分に課した課題はセカンドのポジショニングです。これまでは、どの打者でもあまりポジションを変えず守っており、取れるアウトを取れずヒットにしていました。この遠征では、打者を観察し、この投手の対戦であれば右方向の打球の割合が高いから右に寄るなど各打者に寄ってポジショニングを変えました。本日の試合でも左投手に対して開いていた左打者の時、極端に一二塁間を締めた結果、打球への反応が良くなり守備範囲が広がりました。これを、チーム全員に共有し、取れるアウトを1つでも多く取れるよう徹底したいと思います。

 

 私は一年生の頃から試合に出場させて頂き、多くの経験を積ませて頂きました。一年生の時に出場した全日本大会は先輩方にミスしてもいいから思い切ってやれと言われ、怖いもの無しでプレーしていました。しかし、二年生の時に出場した全日本大会では一球の怖さ、足が震える程のプレッシャーを感じました。この不安をとり払う為、この冬練習を重ねました。今年は緊迫した場面でチームを救う活躍を出来るよう気持ちを常に強く持って練習や試合に望んでいきます。

 

 本日で東日本大震災から7年が経ちました。約二万人の方がお亡くなりになり、現在でも多くの方が避難生活をされています。こうして、恵まれた環境で野球をやらせて頂いている事に心から感謝し、この気持ちを全力のプレーで示していきたいと思います。

 

 今回の九州遠征でも、牛島様には球場の手配や様々な事を大変お世話になりました。これは私達が滞在した三日間だけのことではなく、11月から池田監督と準備して頂き、こうして充実した遠征を行わせてもらいました。又、グランド鳳陽の皆様にも全面的にバックアップして頂きました。私達中央大学準硬式野球部を御支援御声援をして頂けることを当たり前と思うのではなく、感謝の気持ちを忘れず、今私達が出来ることを全力で取り組んで行きたいと思います。