九州遠征【1日目】

4年 笠継 泰成


 九州遠征は、まず久留米大学との試合で始まりました。本日は、朝からバス、飛行機での移動時間が長く、体も動きにくいと考えアップからランニング、ダッシュを多く取り入れました。これから始まる大会ではバスでの移動もあり、体がキレていない状況での試合も想定されます。そのような試合の中で自分の状態を素早く把握し、いかに修正するかが大切になってきます。私は本日の試合で先発投手を務めました。ブルペンでは思い通りの投球ができていましたが、試合になるとボールが高めに上ずることが多くなりました。これまでにも立ち上がりの悪い時がありました。その時にどう修正すれば低めに投げれことができるかを把握していたので悪いなりに打者を打ち取ることができました。しかし球数も多く投球のリズムも悪く、まだまだ試合を優位に進める投球ができると思うので、さらに意識して投球をしたいと思います。また、今回の九州遠征では結果もそうですが大会を意識して内容も重要視していかなければなりません。試合内容を振り返ってみると序盤と中盤に1点を奪いました。先制点、追加点を取れたことは良かったのですがバントミスや盗塁失敗などまだまだ点数を取れる機会はあったと思います。細かなプレーの正確性を上げることも大切です。

 試合後のミーティングで池田監督が「自分の立場を考えた上で、行動、発言をしなさい。」とおっしゃっていました。学年が1つずつあがり、それぞれの立場が変わった私たちは、自分自身の立場を踏まえて試合においても私生活においても行動、発言をしなければなりません。それが雰囲気を良くすることにも繋がるので、隙のない中央大学準硬式野球部にしていく為には大事になっていくと思います。今回の九州遠征ではそれぞれが目標をもち、これまで述べたことにおいてチームの底上げを目指し頑張っていきたいと思います。

九州遠征【2日目】

2年 福島 慎平


 本日は、遠征二日目でした。球場は佐賀県にある鹿島市民球場においてダブルヘッダーを行い、対戦相手は福岡大学と九州共立大学でした。福岡大学は今年度の全日本選手権大会で立ちはだかると予想される強豪校なので絶対に負けは許されないという気持ちでした。

本日の試合は、ストライクだけを打ち、ボールには手を出さないことを徹底して試合に臨みました。

福岡大学との試合では僅差の試合になりましたが、結局最終回に勝ち越しを許し、負けてしまいました。まだボール球に手を出してしまったり、ストライクを中途半端に打ち凡打する場面が見られました。そしてボール球に手を出さないことを意識しすぎて本来の鋭いスイングができていませんでした。中途半端なバッティングによって相手に流れが行ってしまい、公式戦では致命的になります。明日からはその二つを意識して関東大会までには克服出来るように心掛けて行かなければならないと思います。

 私は二試合目の九州共立大学との試合で途中から出させていただきました。新戦力も加わりレギュラー争いが熾烈な中、私は崖っぷちの状態です。私には外野の頭を越すような豪快な打撃をすることができません。ですが、自分にできること、試合に勝つための自分の役割や仕事をよく考え、当たり前のことを当たり前にできる選手を目指し、積極的にアピールして行きたいと思います。試合に出させていただいてることを幸せに感じ、残りの二日間を悔いのないようにしたいです。



九州遠征【3日目】

3年 小河原 謙哉


 本日は遠征三日目でした。
 試合会場であったみゆき球場まではランニングで向かいました。
 全国大会などになってくると連戦が予想され疲れた中でも試合を行っていかなければなりません。
 本日の第一試合は九州産業大学と行いました。九州産業大学は昨日の福岡大学と同様全日本選手権大会で対戦が予想される強豪校です。
序盤は中々思うような試合運びをすることが出来ませんでしたが、終盤になるにつれ、このままでは負けられないという気持ちがチーム全員に浸透し、沈黙していた打線も奮起し8回、9回と得点を重ね逆転勝ちをすることができました。
第二試合は福岡大学二部と試合を行いました。均衡した展開が続きましたがチーム全員で守り抜き勝利を収めることが出来ました。
 私は本日の第一試合のリリーフとして試合に出場しました。静岡合宿からキレのあるストレートを投げることを意識して、ピッチング・バッティング投手など打者に向けての投げ込みを多くしてきました。今回の九州遠征を通じ、ストレートの重要さを改めて認識することが出来ました。関東大会に向け、さらにキレのあるストレート、変化球を投げられるようもう一度走り込み・スクワットなどを行い下半身強化に取り組みたいと思います。
 また、この遠征を通じて私たちは多く方々に支えられ野球が出来ているのだと改めて実感しました。
 球場に足を運んで試合を見に来てくれる父兄の方々、美味しいご飯や温かいお風呂を準備してくださった旅館の方々、そして何より両親のおかげで思い切り野球が出来ているのだと思います。私たちが全力で野球に取り組む姿を見せることが支えてくださる方々に対する恩返しになると思います。今野球が出来ることに感謝し、これからも全力で野球に取り組んでいきたいと思います。



九州遠征【最終日】

4年 鈴木 悠介


 3月11日。本日は東日本大震災からちょうど2年がたちました。被災された全ての方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
 ちょうど2年前、東日本大震災が起こった日、私達は九州遠征で試合を行っていました。テレビ越しからの映像は今でも目に焼き付いています。あの日から2年、時が進むのは本当に早いなと感じております。しかし時間は進んでも、3月11日という日の記憶は、決して忘れてはいけないと思います。私も茨城県出身であり、実家が被災しましたが、まだまだ復興には時間がかかると思います。1日でも早い復興に向けて、私達には何が出来るのかを常に考えて行動しなければならないと思っております。また、私達がひたむきに野球に取り組んでいる姿を少しでも多くの方々に見て頂き、喜んで頂けるような中央大学準硬式野球部であっていきたいと部員一同強く思っております。
 当たり前の事を当たり前にやる。この言葉は常に池田さんがおっしゃっている言葉であります。野球、私生活共に、常にこの言葉を頭に入れて行動していきたいと思っています。私達4年生にとっては最後の九州遠征となりましたが、いい状態で関東大会に挑めると思います。当たり前の事を当たり前にやり、私達は関東大会に挑戦したいと思います。