九州遠征1日目

4年 松元 孝平
本日より九州遠征が始まり甲南大学とのオープン戦が行われました。
本日の試合で二つの課題が見つかりました。
一つ目は「対話の重要性」です。私達四年生が下級生に意見を言うのは簡単な事で、それを下級生が受け入れるだけではチームではありません。私が下級生の頃先輩方は色々相談に乗って下さいました。しかし、私は下級生の意見を聞いておらず、何を思い、何を考えて行動しているのか理解出来ていませんでした。私達が下級生に対して話す事を本当に理解してもらう為に、意見を考えさせ言葉にして伝える事がお互いの理解を深めると言う事に繋がります。四年生が下級生を部屋に呼びミーティングを行いました。それが私達がお互いを理解する為の第一歩です。
二つ目の課題は「素直さ」です。一球、一振りに対する姿勢が欠けていました。私達は綺麗な野球ではなく、執念を持ったプレーでチームを代々作り上げてきました。軽いプレーをする選手がいる今、チーム全員の意識統一が必要であり、自分のスタイルを変えてでもチームに貢献するという考えを持たないと行動は変わりません。そういった選手に限り人の意見を素直に聞く事が出来ておらず、スタッフやチームメイトに御指摘を受けても変わる事が出来ません。自分の非を認める事で素直な心になり成長出来る選手になります。
その二つを変えて行く事がチームの課題であります。
又、毎年お世話になっているグランド鳳陽の新井社長が昨年お亡くなりになりスタッフならびに選手一同で黙祷を捧げました。命の尊さを感じると共に、これまでお世話になった感謝の意を込め、ゆっくりとお休みになられる事をお祈りしております。

九州遠征2日目

4年 真玉橋 樹

本日は九州遠征2日目でした。
オープン戦を2試合行い一勝一敗という結果でした。本日の夕食の際、全ての選手があらゆる私生活面での姿勢が乱れがあるとの御指摘を頂きました。これはチーム全体の心の隙や甘えだと思います。今考えると私が一年生の頃、今とは全く違う緊張感の中で遠征や合宿を行なっていました。現在のチームは、一人一人の練習や私生活に対する姿勢に心の隙がありました。それは全員の意識の低さに問題があります。その中でも、私達四年生は言葉では後輩に指示を出していましたが、行動で見せるという事が出来ていませんでした。私達が一年生の頃の四年生の秋田合宿の目標は「行動でしめす」でした。この言葉通り、四年生が率先して練習では先頭に立って声を出す、掃除でも常に身の周りを綺麗にするなど行動で示されていました。四年生の行動を見る事で、一年生ながら私も先輩達に食らいついていこうという気持ちで練習や私生活に臨んでいました。チームの心の隙をなくす為にはチーム全員の意識が変わらなければなりません。その為に、本日池田さんから頂いたお言葉である「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」元メジャーリーガーの松井秀喜さんの座右の銘でもあるウィリアム・ジェイムズ(心理学者)さんが作られたお言葉を頂き、今の私達にぴったりな言葉だと思いました。素直な心を持つことを一人一人がこれまで以上に考えなければなりません。これまで、「泥臭さ」あっての中央大学準硬式野球部でした。しかし、近年その泥臭さをが薄くなくなってきています。泥臭さ=基本に忠実になる事です。その基本となる土台が欠けており、皆が一つの目標に向かっていない事からもう一度チーム全体で現状の行動を見直し、先輩方が作り上げた粘りある泥臭いプレースタイルを、もう一度取り戻せるように、常に一つ一つの物事の意味を考えて行動していきます。野球は常に反復練習の繰り返しです。その反復練習を淡々とこなすのではなく勝利への確率を上げる為に一人一人が1%でも高い意識を持てば全員で33%も上がります。このように、目配り・気配り・心配りを始め全ての行動に目的、考えを持ち行動に移すことで結束力は高まり勝ちに相応わしいチームができると思います。個人としては最上級生として「チームを引っ張るんだ」という気持ちが足りてません。高校時代、主将を経験させて頂いたにも関わらず現主将小谷や、副主将端岡の陰に隠れて任せっきりの現状が有ります。野球が上手い、下手は関係なく勝てるチームを作る為に、我を捨てて私が出来るチーム貢献を実行していこうと思います。
本日は佐々木様を始め、遠いところからOBの方々、応援する会の方々、父兄の方々が私達の為に球場に足を運んで下さい、差し入れを沢山して頂きました。応援して下さる方々あってこその私達だと思います。野球が出来ることが当たり前とは思わず、感謝の気持ちを忘れず取り組んで参ります。

九州遠征最終日

4年 大坪 竣平

本日は九州遠征最終日でしたが、生憎の雨により試合は中止となりました。九州地区大学準硬式野球野球連盟の牛島様や九州産業大学のみなさまの御配慮で、みゆき球場にある屋内練習場で練習を行いました。
今回の遠征は、選手全員が「素直さ」と「基本への忠実さ」をもう一度見直させられる遠征となりました。素直さの面では、スタッフの方々から御指導を受けた際に、自分には合わないからと実践しない選手が見受けられます。スタッフの方々からはその選手が少しでも良くなればという思いで御指導して頂いています。それを実践もしてみないという事は、大変失礼な事でもあり、技術の上達や人としての成長のチャンスをみすみす逃している事だと思います。チームとして成長する為には、選手一人一人が御指導頂いた事など、何事にも素直な心で耳を傾ける事が必要だと感じました。
基本への忠実さの面では、試合や練習でチャンスの場面で簡単に見逃し三振やフライを上げたり、守備では正面に入れる打球を正面に入らず片手で取りにいったり、強い打球に対して避けて後ろにそらすプレーが目立ちます。自分がなんとかしようという強い気持ちが足りないと共に、綺麗にプレーしようとする選手が多くいると思います。中央大学準硬式野球部の伝統は泥臭さです。池田監督から泥臭さは基本に忠実な事だという御指導を頂きました。私の泥臭さの解釈は取れない打球でも飛びつくや、打席で厳しいボールに食らいついて行く事だと思っていました。しかし、打撃ではケースに応じたバッティング、守備では打球に対して足をつかって正面に入るという基本が泥臭さだと考えを改めさせられました。関東大会も近づき試合形式の練習がこれから増えていきます。実践の中でも基本に忠実にプレーをする為に、キャッチボールの際に行なっているゴロ捕りやタッチプレーで、打撃練習でのフルスイングをチーム全体に浸透させます。
この「素直さ」と「基本への忠実さ」をチームに植え付ける為には、私達四年生が行動で示すしかありません。私達が御指導をすぐに実践する姿、練習の声や泥臭さを後輩達に行動として伝えて行きます。それでも出来ない後輩がいるならば、どういう気持ちや考えでプレーをしているのかを聞き、私達四年生の日本一への気持ちを伝えるなど、出来るようになるまでとことん話し合いたいと思います。
最後にホテルやグラウンドの手配などこの九州遠征に当たってご尽力して頂きました牛島様を始め、遠いところから応援に駆けつけて下さり差し入れを頂いた佐々木様など多くの方に支えられ、無事九州遠征を終えることが出来ました。本当に有難う御座いました。私達がこのご恩を返すのは野球に真摯に取り組む事しか有りません。一日一日を大切にしてまずは直近の関東大会優勝目指して、感謝の気持ちを忘れず精進して参ります。