オーストラリア遠征【1日目】

4年 保坂 祐樹


本日から1週間のオーストラリア遠征が始まりました。20日の2025分成田空港発の飛行機に乗り、本日の625分にゴールドコースト空港に到着しました。
ゴールドコースト到着後は、パンケーキやソーセージ等の朝食を美味しく頂き、ビーチで写真を撮ったりと観光を楽しみました。チェックインした後は、ホテルの敷地内の大きな広場でダッシュ、キャッチボールをして汗を流し、プールに行くなどをして、明日の試合に向け各自リラックスをしました。
ここで気をつけなければいけない事は体調管理です。肌寒くなってきた日本の気候に対し、オーストラリアの日中は30度近くになり、また紫外線もかなり強めです。服装や水分補給と共に、食事にも気を遣って行きたいと思います。
明日から親善試合が4試合予定されています。オーストラリアチームの選手のスピードやパワーに臆せず、中央大学準硬式野球部らしいつなぐ野球を見せ、全試合勝利出来るよう全力で試合に臨みたいと思います。又、その中で後輩達には来年のチーム作りに生かせるよう、この親善試合を通して、何か一つでも多く学んで欲しいと思います。
現在の34年生は2度目のオーストラリア遠征となりますが、12年生は初の海外遠征であり、中には海外に来るのが初めてという選手もいます。バスを降りる時の御礼や、食事を終えた時の言葉など、簡単に覚えれる英語はすぐ活用していき、少しでも多く海外の方とコミュニケーションをとっていきたい思います。そして外国の文化に触れることにより、言葉、食事の違いを感じ、様々な体験をして充実した遠征にしていきたいと思います。
このような海外遠征が出来るのも、後援会はじめ野球部OBの方々、学校関係者、父母の方の協力のおがげであります。このことを当たり前と思わず、第一に感謝の気持ちを持って、この遠征を有意義なものにしていきたいと思います。



オーストラリア遠征【2日目】

3年 上野 太一


  本日はオーストラリア遠征2日目となり、いよいよオーストラリアチームとの交流試合を行いました。
日本とは野球に対するプレースタイル・価値観・チームカラーが全く異なり、日本のチームが国際試合を戦い抜く厳しさを痛感致しました。又、野球に対するハングリー精神や野球を純粋に楽しんでいる姿は自分達も見習わなければならない部分で、本日の試合では「消極的なミス」が目立ち、ミスを恐れずにオーストラリア選手のように貪欲にプレーしていかなければなりません。
今回のオーストラリア遠征は来年のチームのレギュラー争いに向けて、大事な選考基準となり「今からレギュラー争いは始まっている」という意識を3年生以下に浸透させ、ハングリー精神を持ち明日からの交流試合を戦っていくなかで、4年生にオーストラリアで有終の美を飾って頂けるようにサポートを行っていきたいと思います。
試合後、午後のフリータイムではホテルからバスに乗り、観光地へ向かい現地の文化に触れ、買い物などを行いました。
オーストラリアに来た際には、池田監督に「英語を自分の力で話そうとすることが大切」ということを教えて下さり、今回の観光で言葉は間違えていても何か英語で伝えることが大切だと感じました。
又、今回の遠征は私達を日頃から応援して下さる方々や両親の支援が無ければ実施することができません。
感謝の気持ちを忘れず、3年生がチームの中心となり残りの遠征を充実したものにしていきたいと思います。


オーストラリア遠征【3日目】

2年 青木 翔哉


  本日はオーストラリア遠征3日目となり、昨日に引き続き2試合の交流戦が行われました。
昨日試合をしてみて野球に対するプレースタイルの違いを感じましたが、そこにはオーストラリアという平和な国の特徴がありました。インコースのストライクを取ってしまうとインコースばかり投げてしまい、少しのコントロールミスで死球に繋がる恐れがあり、その結果、選手生命を絶たざるを得ない怪我に繋がってしまう為、インコースのストライクを取りません。この話を聞きオーストラリアの方々の人柄の良さがスポーツにも表れていると感じました。
又、本日審判をして頂いた方が岐阜県高野連で審判をしておられており、その方はメジャーリーグで審判をするという夢を追い続けておられました。私も夢を追い続け、夢へ向かって努力を重ねていきたいと思います。
私は昨日、本日と試合に出させて頂き6打数5安打という結果を出すことができ非常に心から野球を楽しむことができております。今年の春には肩を壊し何度も野球から目を背けることがありました。しかし、ここまで野球を楽しむことができているのは、くじけそうなときに両親や祖父母の支え、池田監督の愛のムチがあったからだと思います。
このような遠征を行えたのは両親はもちろん、たくさんの方々の支援があったからです。最終日まで感謝の心を忘れず実のある遠征にしたいと思います。



オーストラリア遠征【4日目】

3年 國廣 拓人


 本日はオーストラリア遠征4日目となり、オーストラリアで出来る最後の試合でした。本日の試合は池田さんがオーストラリア野球連盟の方に提案して下さり、オーストラリアチームとの混合エキシビションマッチを実現する事が出来ました。各チームでグラウンドやベンチの中でオーストラリアチームの方々に声をかけたり、ハイタッチをしたりとコミュニケーションを取る姿が見られました。私達も現代を生きていく身として英語力というものはとても大事であり、これから社会に出ていく上で武器にもなります。池田さんからもこういう時に積極的に話していきなさいと促され、英語を話せないなりに知っている単語やジェスチャーなどで積極的にコミュニケーションを取っていきました。そうしていく内に自然とチームワークが生まれ、国を越えて仲良くなれたように感じました。勝負事なので勝敗はありましたが、試合は楽しく最後はみんなで笑顔で写真も撮ることができ、スポーツのあるべき姿というものを改めて感じ、初心に戻ることが出来ました。

オーストラリアの現地の方々の多くの支援や両親、日頃から中央大学準硬式野球部を応援して下さる方々の支援がなければこのような国際交流試合は行えませんでした。
普段では経験出来ない事を今経験できているという事を再認識し、感謝の気持ちを忘れず、残されたオーストラリア遠征も有意義な時間を過ごしていきたいと思います。
この試合を最後に今シーズンを終える事となり、四年生は大学野球の引退となります。私は現在、三年生で一番近くで御世話になってきた先輩方の引退です。色々な思い出を頭に浮かべながら今この日誌を書いています。オーストラリア遠征も残り3日となってしまいましたが、最高の思い出を四年生と作り、今までの感謝を伝えたいと思います。


オーストラリア遠征【5日目】

3年 原田 大輝


本日はオーストラリア遠征5日目となりました。まず、午前中はCurrumbin Sanctuaryというゴールドコーストの動物園に行きました。日本には無いスケールの大きさに圧倒され、カンガルーやコアラとも戯れることが出来ました。2年前のオーストラリア遠征では経験できなかったことができ、新鮮で楽しい時間でした。

 午後は現地のクラブチームの子供達に向けての野球教室を行いました。言葉が通じないので初めは不安でしたが、意外にも日本の言葉が話せる子供達がいて助けてもらいながらですが、とても有意義な野球教室となりました。オーストラリアの子供たちは日本人にはあまりない積極性があり、たくさんアドバイスをもらいに来てくれたので、私も真剣にプレーしアドバイスをしました。言葉が通じない分大変なところはありましたが試行錯誤しどうにか伝えたいことが伝わったので私にとっても良い経験になりました。

 オーストラリア遠征での試合が終わり、今季の試合は終わってしまいました。私は秋季のリーグ戦から試合に起用して頂けないことが続いています。全日本大会でも結果が出せず、秋季リーグ戦でも結果が出せなく腐ってしまう自分がいました。この遠征で終盤に守備固めとして起用して頂きましたがアピールできるところが少なくどのようにアピールしていいのか分かりませんでした。試合に起用されるのが当たり前だと思っていた自分がこの立場になり試合に起用して頂けることの有り難みを実感しています。また、試合に毎回遠方から休みの時間を割いて応援に来て下さる両親に対しても当たり前と思わず感謝していきます。結果でチームを引っ張っていけないこの立場に自分がしてしまい悔しい思いですが、すべて誰のせいでもなく自分のせいなのでまた0からスタートし雑用をこなしたりなど野球に対する初心を思い出し努力し自分と向き合っていきます。先輩方との生活も残り少ないので先輩方の良いところも自分に吸収し、新チームになってチームの柱となれるような選手に成長していきます。

 オーストラリア遠征も残り2日となりました。このチームで最高の思い出に、なるようまだまだ色々な経験をしたいと思います。また、この遠征にあたって支援して下さった、両親やオーストラリアの現地の方、私たち準硬式野球部を日々応援して下さっている方々に感謝の気持ちを忘れず残りの日数を過ごしていきます。


オーストラリア遠征【6日目】

3年 田中 宏樹


本日は、オーストラリア遠征6日目、実質的な最終日となりました。本日は、個々で買い物に出掛けたり、昼食を食べたりして1日を過ごしました。しかし、買い物をしたり、昼食を食べたりすることは、海外では安易なことではありません。言葉が通じない中で、自分の思っていることを現地の方に伝えることは非常に難しかったです。しかし、言葉が通じないからといって会話を避けることは、自分が成長できるチャンスを自ら妨げていると思い、積極的に会話をしました。自分がわかる範囲の単語とジェスチャーを使うことで、自分の意志を充分に伝えることができました。その時は、非常に嬉しい気持ちになりましたし、達成感もありました。このように、自分自身で新たなことに挑戦することは、野球にも繋がっていると思います。自分の弱点から目を背け、何も努力しなければ、弱点は克服されません。しかし、初めは上手くいかなかったり、自分の思った通りにいかなかったりしたとしても、挑戦し続けることが本当に大切になるのだと、改めて痛感しました。今年のチームは、関東大会、全日本大会、関東王座とトーナメント方式の大会ではすべて準優勝に終わっています。なぜ、優勝できなかったのか、なぜ、勝ちきれなかったのかを自分たちで考え、このオーストラリア遠征で引退する4年生の姿を見て、新チームになる前に、どんなことにでも挑戦し続けるチーム、そして何よりも勝てるチームを目指して頑張っていきます。

 今回のオーストラリア遠征は非常に充実したものとなりました。オーストラリアの選手の貪欲に野球に取り組む姿勢や、自分たちと積極的に会話をしてくれる姿勢は、今の自分たちには欠けているものであると思います。オーストラリアの選手の積極的な姿勢を自分たちも学び、日本一奪還を掲げ、更なる努力をしていきます。又、今回のオーストラリア遠征は、たくさんの方の御支援があり実現しました。オーストラリアの野球連盟の方や、現地の日本人の方が自分たちのためにグランドやホテルをはじめとした様々な手配をしてくださったことに心より感謝しております。この御恩は自分たちが日本で結果を出すことが1番だと思います。日本に帰ってから、このオーストラリア遠征で学んだことを誇りにして、たくさんのことに挑戦し続けます。

オーストラリア遠征【最終日】

2年 野口 彰太


本日でオーストラリア遠征も最終日を迎えました。私達はこの7日間のオーストラリア遠征で沢山の事を経験し、学び成長することができました。特に三つの事が心に残っています。
 一つ目は、オーストラリアのクイーンズランド州の選抜チームとの試合です。私達日本人とは違い、みんな体も大きくパワーも違いました。しかし、野球は体の大きさで勝負が決まるものではありません。バントや盗塁、投手のコントロールであったりと小さな技術が求められるものだと改めて実感させられました。私自身もこのオーストラリア遠征では三試合に登板をさせて頂きました。オーストラリアの人に真っ向から勝負しても力負けしてしまいます。コントロールや変化球などを巧く使うことによって相手打者を抑えるということが大切だと感じました。私の今の一番の課題はコントロールと変化球の精度です。秋季リーグ戦では登板の機会を頂きましたが、コントロールに苦しんでしまうという場面がよく見られました。この冬はこの課題の克服のためもっともっと走り込み下半身を鍛え、投げ込みを行いたいと思います。
また技術の面だけではなく、インコースへの連投の禁止や点差がついてからのバントや盗塁の禁止など、オーストラリアの人ならではの優しさによる暗黙のルールなどもありました。
   
二つ目は食文化の違いです。オーストラリアでの食事は栄養バランスが偏っており、野菜が少なく肉類などのカロリーの高い食べ物が多く、日本の主食であるお米も限られていました。レストランではバイキング形式になっており、好きなものを好きなだけ食べることができましたが、私は肉類や甘いパンなどばかりとってしまい、池田監督や友哉コーチに注意されました。日本とは違いバランスの良い食事がさらに求められるものだと感じました。また、自分のそういった甘えもなくしていかないことには今後の自分の成長はないと感じました。
   
最後に言語の違いです。日本語と英語といった公用語の違いはもちろんですが、日本人が言う「お願いします」や「いただきます」という単語がオーストラリアには存在しません。日本特有の挨拶というものも多く見られ、改めて日本の礼儀の素晴らしさを感じました。また、池田さんもおっしゃっていたように英語だから話せない。話せないから黙っておく。ではいつまで経っても話せるようにはなりません。話せなくても、積極的に会話をしようとする姿勢が大切なのだと実感させられました。
  
このような三つの事以外でも沢山の学ぶことがあり、海外で生活することの難しさを知ることができました。しかし、それ以上に初めての海外ということもあり、楽しさや日本の良さ、オーストラリアの良さを身をもって体験することができました。
   
最後にはなりますが、このような貴重な体験ができたのも沢山の方々の支援があったからです。両親をはじめとする家族、応援する会やOB会の方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。私はこの恩を野球を精一杯頑張ることで恩返しできたらと思っております。
   
本日4年生が引退し、明日から新チームがスタートします。私も上級生となり、今まで練習についていくことで精一杯でしたが、今度は引っ張っていく番です。新チームでの投手陣では新4年生に投手がおらず、新3年生である自分達達の学年が軸となって投げていかなくてはなりません。新チームの投手は今のところ7人おり、新入生も入ってきます。私の今の状況では、来年の全日本大会の決勝戦でマウンドに立っている姿は想像できません。変わらなければなりません。自分の課題であるコントロールを克服しなければなりません。そうしないと自分に登板の機会はないと思っています。自分が置かれている立場をはっきりと理解し、今の自分に何ができるのかを常に考え練習に取り組みたいと思います。昨年、全日本大会で優勝することができなかった悔しさに加え、恩返しとしても必ず全日本大会で優勝したいと思います。
   
今後共、温かいご支援の程宜しくお願い致します。