浜松合宿【4日目】

4年 小池 優太郎


本日は練習3日目でした。私は昨年の全日本選手権では3番レフトとして毎試合出場したものの、満足のできる結果を出すことはできず、チームに対して迷惑ばかりをかけてしまい、本当に悔しい思いをしました。今年はもう一度あの舞台へレギュラー選手として立ち、昨年の借りを返す為にも、私はこの静岡合宿を有意義なものにする必要があります。
中央大学準硬式野球部の静岡合宿は、まず往復12kmのグラウンドまでのランニングから始まり、トレーニング、守備練習、打撃練習とそれぞれ考え、誰一人無駄な時間を過ごすことがないように、一日の練習を過ごしています。守備練習では、先にノックの終わる投手陣は、ブルペンでの投げ込み、さらにランニングやスクワット、逆立ちなどのメニューを行っています。打撃練習では班ごとに行動をし、守備に着く人数を最小限に抑え、その他はグラウンドの端などで、自分の弱点に合わせたトレーニングを行うなど、一人一人が考えに考え、案を出し合い、全員が自分自身の目標に向かって、練習に取り組んでいます。昼休み時にも、指定されたメンバーは特別に打撃練習を行っており、グラウンドでは朝から晩まで活発に活動しています。これが日本一になるための練習だと信じ私たちは毎日行っています。さらに今年は昨年のレギュラー選手がたくさん卒業したことにより、レギュラー争いが熾烈に行われています。実際の試合では私と同じポジションである外野手は三人しかレギュラー選手として出場することはできませんが、私と同じ学年の新四年生の外野手は四人います。それぞれタイプは違いますが、守備の上手い選手、打撃の良い選手がいる為、私もその中で三人のレギュラー選手に選ばれる為に、練習中は、私の弱点である経験不足による自分の後方のフライの追い方の練習を外野手の1カ所ノックのときから常に意識をし行っています。外野手の後方のフライは取ることができればビックプレーですが、取ることができなければ非常にピンチになる大切な守備の一つです。打撃面では、対左投手を苦手としている為、打撃練習ではティーバッティングを自分の背中から投げてもらい、肩を開かない打撃を意識し、そのまま左投手のフリーバッティングを積極的に打席に入り、苦手を克服しています。守備においても打撃においても、一日目よりも二日目、三日目と徐々にではありますが苦手を克服しつつあります。私生活でも部屋の整理整頓、布団の片付けなど静岡合宿では普段の私生活よりも強く意識をし、誰よりも綺麗に行い、誰からも信頼される選手になり、外野手三人という少ない枠のレギュラー選手を勝ち取りたいと思っています。
本日は私の一つ上の先輩である、児玉先輩が遠方から貴重な時間を割いて練習に参加していただきました。児玉先輩はライトのポジションとして、一年生の時からレギュラー選手として出場し、三度の日本一に貢献した選手です。児玉先輩の一番のすごいところはポジショ二ングです。一人一人の打者に対して、守る位置を的確に変更し、何度もチームの危機を救ってきました。このように、中央大学準硬式野球部のOBにはたくさんのすごい選手がいます。毎日のように、私たちの元へOBは来てくださっているので、これらのことを当たり前だと思わず、感謝の気持ちを持って、最大限に学べることは学び、自分のものとして、一回りも二回りも大きくなって、この静岡合宿を終えることができるように頑張りたいと思います。