九州遠征 1日目

3年 森田 啓吾


 本日から九州遠征が始まりました。早朝4時に南平寮を出発し、午後から佐賀県にある国見台球場で甲南大学と試合を行いました。朝早くからバス、飛行機での移動により体が動かないことを考えランニング、ダッシュを多めに取り入れ試合に臨みました。現在のチーム状況は、1打席の結果でレギュラーが変わってしまうほど、緊迫した状態にあり、覇気のある選手・躍動感のある選手がチームにとって、今最も必要であります。そのような中、本日の試合では覇気のないプレーをしている選手が多く、このままではチームが良い方向に向いていくことはできません。今の自分に求められているのは、自分の長所である打撃力と、3年生唯一の内野手として、野手陣を声や覇気のあるプレーで引っ張ることです。自分に足りていないのは、覇気であり、今回の九州遠征では声や野球に取り組む姿勢を誰よりも磨き上げ、相手選手に恐怖心を与えるほどの存在感を出していくために、精進していきたいと思います。又、私は今本職のサード以外にファーストに挑戦しています。自分がチームで生きていく道、チームに必要とされる選手になれるならその道を全力で進み、このチャンスをものにし、ファーストのレギュラーを勝ち取りにいき、チームにとって必要不可欠な存在になりたいと思います。
 又、本日の遠征には佐々木さんが、遠方の中、空港まで激励に駆けつけて下さりました。牛島さんには、毎年九州遠征の際に、球場の確保や相手チームの手配など、様々な御支援を行ってくださっています。今、なに不自由なく野球が出来ているのはこのような皆様の多大なる御支援の力であることを忘れることなく、感謝の気持ちを持って、明日からの野球に全力で取り組んで行きたいと思います。

 

九州遠征 2日目

3年 木下 愛


 本日は九州遠征2日目でした。本日は鹿島球場で福岡大学と九州共立大学との二試合を行いました。

昨日、池田監督から「闘争心の無い選手はチームに必要無い」という御言葉を頂きましたが、本日の試合前のノックで闘争心のない選手が多く見受けられ、チームとして意思の統一ができておらず、戦う以前の問題です。己で自分の性格を変えようという、「心」が無ければ上達する道はありません。まずは、自分の性格・態度を見つめ直し、殻を破ることで初めて、戦う土俵に立つことができる思います。私は、もう一度中大のエースに返り咲くために、己の全てを見つめ直し、チームメイトの誰からも信用とされる投手なり、全日本大会の決勝戦でマウンドに立つことができるよう精進していきたいと思います。
私は一試合目の福岡大学戦で先発させて頂きました。昨日の試合で初回に先制されていたので初回から全力投球が出来るよう、普段よりも多く投球練習を行い、試合に臨みました。投球内容としては緩急を上手く使い、打たせて取る投球が出来ました。しかし、ここ一番でのインコースへのコントロールがまだ甘いという課題が見つかりました。投手陣はまだ、制球が定まらず、四球や失投が多く、守備から流れを作ることが出来ませんでした。
この3試合で自分が見つけたチームの課題は、ひとえに勝ちたいと思う気持ち、闘争心の無さだと思います。マウンドに立てば、最後に頼れるのは自分です。打席に立てば戦うのは己ひとりです。そのなかで、相手に勝つためには闘争心が最重要であり、1人1人がその意識を持てばチームの勝利に繋がると思います。残り2試合、これまで以上に勝ちたい気持ちと、全員が闘争心を持ち全力で戦いたいと思います。
又、本日の試合にも、OBの皆様や保護者の皆様が、遠方の中、自分の時間を割いてまで応援に駆けつけてくださり、たくさんの差し入れを戴きました。これが、当たり前だと思うことなく、選手全員が感謝の気持ちを持ち、明日からの試合に臨んでいき、明日は必ず勝ちたいと思います。

九州遠征 3日目

4年 田中 宏樹


 本日は、九州遠征3日目でした。みゆき球場にて九州産業大学と久留米大学とオープン戦を行いました。
昨日まで、九州遠征での3試合はすべて敗北を喫しており、本日の試合では、勝利にこだわり泥臭くプレーすることをチームで徹底しました。結果としては、1勝1敗で、なんとか1試合目に勝利することができました。しかし、チームとしての課題は山積みです。次のプレーに対する準備や確認、この場面で、自分が何をしなければならないのかということを全く考えることができていません。それでは、負けたら終わりのトーナメント方式の試合では、相手チームに足元を掬われ、昨年同様に勝ち切ることができなくなってしまいます。関東大会まで残りわずかですが、チーム全体でもう一度課題を出し合い、必ず修正をしていきます。この九州遠征で出たチームの課題は、私自身の課題でもあります。私は、以前から池田さんに、「人のために動ける人間になれ」と言われています。しかし、その課題を未だに克服することができていません。四年生として、キャッチャーとして、チームの中心となり引っ張っていく立場であるのにも関わらず、このような課題があり、それを未だに克服することができていないことは本当に情けなく思います。今年のチームは投手陣に四年生がいません。後輩の投手陣を引っ張っていくためには、絶対的な信頼を勝ち取る必要があります。キャッチャーとして、最上級生として、信頼を勝ち取るためには、野球中の姿勢はもちろんですが、私生活の中でも背中で後輩を引っ張っていけるような先輩になる必要があります。今の私には、自分を犠牲にして、チームメイトを輝かさせようという気持ちが正直少ないと思います。昨年の全日本大会で正捕手として試合に出場させてもらっていましたが、試合に出場し続けると、やはり初心を忘れ、欲が出てきてしまいます。秋季リーグ戦の中でも「結果を出したい、もっと試合に出たい」という気持ちが本来の自分を見失わせていました。一昨年の10月に右肘の手術を経験し、約1年間野球をすることができませんでした。その時の「野球をしたい、野球ができることがどれだけ幸せなのか」という気持ちを試合に出場し続けていると忘れてしまいました。誰よりも野球が好きで、その野球を続けるために、辛く苦しく長いリハビリを約1年間乗り越えてきたという自負と自信を欲という形ではなく、チームのために自分自身を犠牲にできる人間になれるように、素直な心と、謙虚な気持ちを持ってこれからの生活をしていきます。その積み重ねが、チームメイトからの信頼に繋がり、そして、大事な場面で結果を残せるような強い精神力にも繋がると思います。私の好きな言葉に「おかげさまで」という言葉があります。自分が自分がを捨てて、おかげさまでと感謝の気持ちを持って生活していけるような人間になれるように、もう一度、今の自分を見つめ直し、チームのために自分を犠牲にできる選手になります。
 明日は九州遠征最終日です。球場をお借りして練習ができるので、この3日間で出た課題を少しでも克服できるように一人一人が課題を持ち、九州遠征を終えることができるようにします。

九州遠征 4日目

4年 岡田 弦也


 九州遠征最終日の本日は、鹿島球場にて練習を行いました。

昨日の雨の影響で内野グラウンドを使っての練習は行えませんでしたが、30分間走・素振り・アメリカンノック等の練習を行いました。
 今回の九州遠征では3日間で5試合を行い、1勝4敗という結果で、唯一勝つことのできた試合も、終盤に逆転しましたがそれまでの試合内容は負けに等しいものでした。毎試合、必ずミスから失点を重ね、ミスによって好機をのがす。という負け方で、「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」という言葉の意味を痛感した5試合となりました。
 今回の遠征を通して池田さんは「考えて野球をしなさい」と常に仰っておられました。常にしなければならないことと、してはいけないことを考える。ベンチで控えている選手は試合展開を考えて代打や代走の準備をする。自分の強みは何なのか、弱みは何なのかを考える。ということです。私自身、今回の遠征で自分の考えの浅さを感じました。私は肘を痛めていることもあり、守備には一切つかず関東選手権までDHに専念するということを決め、今回の遠征に臨みました。しかしながら結果を出せないことに焦り、チームの為にではなく自分の結果ばかりを意識して、大振りになってしまい、その結果、最悪の結果となってしまいました。DHだからヒットを打たなければ。自分に求められているのは長打なのだ。と勘違いをし、試合中も自分勝手に打席に立っているだけでした。DHは守備機会がないからこそ、得点を取る為ならば何でもできなければなりません。ヒットを打てれば最も良い結果ですが、送りバントをしっかりと決める。犠牲フライを打つ。進塁打を打つ等チームの為に打席でできることはたくさんあります。常に冷静に考え冷静にプレーすることが今の私の一番の課題をこの遠征で見つけることができました。関東選手権に向けて、全員が自分の強み弱みをもう一度考えて練習に取り組み、チームとしての課題も一つ一つ克服していけるよう取り組んでいきます。
 今回の九州遠征では、牛島さんを始めとする九州連盟の皆様、グランド鳳陽の皆様に大変御世話になりました。又、遠方からたくさんの保護者の方、OBの先輩方が足を運んでくださりました。私達準硬式野球部に御支援御声援をしていただけることへの感謝の気持ちを忘れず、今私達にできることに全力で取り組みたいと思います。