浜松合宿【9日目】

4年 大湾 圭人

  本日で、練習8日目を迎えました。合宿も残り2日となり残り少ない限られた時間の中で一人一人が課題を持ち練習を開始しました。
 私のこの合宿での自分自身との約束はランニングメニューの際に絶対に全力で走りきることです。走るメニューは野球の練習の中でも一番自分の肉体的、精神的な面でも鍛えられる練習だと思います。息が上がり、足がもつれそうになる中でも楽をしようと思えばいくらでも楽な方に逃げることはできます。しかし、自分自身の限界は自分が思っているよりも遥か上にあると思います。練習中に心の中で『辛い』『やめたい』と思った時点で、それを自分の中で『これが私の限界だ』と都合よく判断し自分に負けてしまいます。今年で4年生になる私はチームを引っ張っていく立場として言動だけでなく、行動でも引っ張っていけるように本日も全力で走り切りました。
 グランドでの練習は、午前中はアップ、ノック、午後は打撃練習、トレーニングを行いました。
 本日は朝早くから、私が1年生の時の4年生の先輩であるOBの亀井さんと桑原さんがお忙しい中、遥々球場まで来てくださり、ノックを打ってくださったり打撃投手をしてくださいました。我々、後輩の為に全力で声を出し、一つ一つのプレーに対して丁寧に指導している姿は人として見習わなければいけない事ばかりであり、社会人の先輩方の発する言葉ひとつをとっても勉強になります。
 午後のトレーニングの際に亀井さんが『同じメニューをするなら100%の形でやろう』とおっしゃいました。足を上げる、腰を落とす、ジャンプの動作一つ一つにしても筋肉、関節を極限まで追い込めるかが自分自身との勝負であり、試合中バッターボックスで一人になった時の精神的な支えになると感じました。
 小さなことを全力で取り組めない者は大きな仕事はできないと思います。野球に限らず社会に出てからも必要なことなので社会に出る前に大学生活からしっかり養っていきたいと思います。
 明日で合宿は最終日ですが、最後まで気を抜かず一生懸命一つ一つの行動を真剣に取り組みたいと思います。