本日から秋田合宿が始まりました。
昨夜からの移動という事もあり、疲労もありましたが、今年もお世話になる「森山館」の温泉にゆっくりと浸かることができ、これから秋田合宿が始まると実感しました。
今年、四年生となり秋田合宿を迎え、最後の全日本大会となります。私は、昨年の全日本大会決勝で打てなかったという悔しさがあります。8回裏に一点差まで追いつき、二死二塁のチャンスの場面で自分に回ってきました。同志社大学の投手は初球に内角直球を投げ込み、自分はその直球を簡単に見逃し、その打席は凡退してしまいました。決勝戦は三打席全て凡退、チームとしても準優勝という形に終わり、自分の力を発揮することができずに敗退してしまいました。今考えると、あのチャンスの場面の初球を見逃した時に勝負は決まっていたと感じます。試合後には、応援する会の会長である佐々木吉夫様から「神様が私達に試練を与えてくれた」という御言葉を頂きました。私は、あの日の悔しさを忘れず、練習では打撃練習の初球からフルスイングをすること、身の回りの清掃を行い、常に周りを見渡すこと、野菜や花の成長を毎日確認し、1日1日の大切さを知ることができ、その全てが野球に繋がると考えて行動してきました。
この秋田合宿は毎日のランニング、練習、食事において全ての面で全力で取り組み、全員で乗り越えたいと思います。本日のミーティングで池田さんから「練習だけでなく、宿舎での生活態度、食事の取り方全てが野球に繋がる」という御指導も受けました。全日本大会で優勝するためには、一人ひとりがチーム内における自分の役割を果たし、優勝という目標に向かって行動する「チーム力」が絶対に必要です。私は、この秋田合宿で副主将として練習中の声かけ、一球に対する執着心、一杯でも多くご飯をいただくなど全ての面で妥協せずに取り組み、昨年の全日本大会の悔しさを同じ舞台に立ち、晴らしたいと思います。
本日は秋田合宿初日にも関わらず、OBの方々、応援して下さる方々から多くの差し入れを頂きました。私たちを支えて下さる全ての方々に感謝し、最後となる秋田合宿120%の力で頑張りたいと思います。
本日は秋田合宿2日目でした。昨日の悪天候もあり、朝から小雨が降っていましたが、球場の水捌けがとても良く、何不自由なく練習に取り組めるこの環境に感謝しなければならないと痛感しました。午前は投内連携やケースノックと守備面を中心的に行い、午後は三ヶ所バッティングとシートバッティングを行いました。15時からは琴丘中学校と八竜中学校の生徒に対し野球教室を行い、野球の基礎基本を伝える事で私達も再認識する事が出来ました。
1日の練習を通し感じた事は「一球に対する執念の無さ」です。私は1年次から主力として試合に使って頂き、チームの誰よりも多くの経験を積んできました。1年次には全日本選手権の決勝で日本大学と対決し、延長11回にたった一球の失投が2ランホームランにされた事、左翼を守っていた私の頭上を越えていった打球を鮮明に覚えています。そして上級生となった3年次の全日本選手権では同志社大学を相手に5安打3得点に抑えられ、二度目の準優勝を経験しました。あの試合は何と言っても中大らしい粘り強さが出せませんでした。昨日の日誌で安藤も述べていたようにチャンスで初級の内角直球を見逃してしまう消極的な態度、それから最終回の飛球三つが物語っています。全日本選手権とは、たった一打席、たった一球で勝負が決まってしまう所です。それも、リーグ戦などとは比べものにならない程のプレッシャーが待ち構えています。それに打ち勝つのは、池田監督が日頃から仰っている様に練習しかありません。どこの大学よりも日本一への執着心があるからこそ、それが自信となり土壇場での己に打ち勝つ力となります。その自信を全員が持ち全日本選手権へ臨む為に、この秋田合宿を行っています。誰もが日本一に相応しいチームだと感じる、そんなチームにする事が私達四年生の宿命です。まだ始まったばかりですが、少しでも“自信”に繋がる様な練習に自分達からしていきたいと思います。
又、本日は東京から池田様、清水様、小川様が激励に来て下さりました。私達にはこの様に遠方から駆けつけて下さる方や差し入れを下さる方々等、沢山の方に支えられています。その方々に恩返しをするには「日本一」を取り、喜びを分かち合う事だと私は確信しています。私達四年生にとっては最後の全日本選手権大会、四年分の想いを込めて全ての方の恩返しの為に、何としても日本一を取りたいと思います。そして、1人でも多くの方と喜びを分かち合いたいと思います。
本日は秋田合宿3日目となりました。天候にも恵まれ、午前中は投内連携や、シートノックを行い、午後からバッティングと、ケースバッティングを行いました。
私は春季リーグ戦東洋大学との試合でツーアウトランナー、一、二塁の場面でセンターフライをエラーしてしまい、負けてしまいました。私は、守備だけで試合に出場している選手でありながら、エラーをしてしまいました。あのエラーで一球の怖さを改めて感じました。守備に自信がありましたが、あのエラーで不安を抱くようになりました。守備についている時も、東洋大学との試合でのエラーが頭をよぎります。もう一度、持ち味である守備に自信をつける為にも、この秋田合宿では、先頭に立ってノックを受け、外野手を引っ張っていきたいと思います。打球に対しての入り方、送球など、細かい部分だけまでしっかり指摘することを心がけております。又、東洋大学に負けた日から、私生活を見直す為に、毎朝寮の周りのゴミ拾いをしております。ペットボトルや、空き缶、スーパーの袋など様々なゴミが落ちています。毎朝ゴミ拾いを行う事で、「神様が絶対に味方をしてくれる」と思い、ピンチや、チャンスの場面で自信を持つことが出来ております。東洋大学との試合では、チームに迷惑をかけてしまったので、全日本大会では、ピンチやチャンスの場面で、必ず結果を出し、チームの勝利に貢献したいと思います。
私はグラウンドまで行く、ランニング途中で田んぼ道を通る際に稲穂の成長を感じながら走っています。「実るほど頭が垂れる稲穂かな」ということわざがありますが、学年が上がるにつれ偉く威張るのではなく、稲穂のように頭を年々下げていくように、謙虚さを忘れずに過ごしていきたいと思います。秋田合宿も残り一週間となりました。全日本大会で勝つ為に、最後の一歩まで泥臭く、全力で取り組んでいきます。
本日は秋田合宿4日目でした。
三種町に訪れてから一番の快晴に恵まれ、まさに野球日和の一日となりました。
本日はグラウンドへ向かうランニングを全員で足並みと気持ちを揃えて走りました。
三種町特産のじゅんさいを収穫する小舟が浮かぶ小池、有名なあきたこまちの稲穂が一面に広がる景色を眺めながら走りました。これまでと異なり、最終学年として迎える今回の秋田合宿では、過ぎ行く一日一日が最後であり、慣れ親しんだ穏やかな風や壮大な田園風景にも最後である寂しさを感じています。グラウンドでは、様々なケースを想定した実戦的な守備練習、走者を置いた一箇所バッティングなどを行い、試合に向けての練習を行いました。中でも一箇所バッティングの練習では、攻撃面でのバントミスやエンドランの失敗などが目立つシーンが多く見られました。私たちは常日頃より、池田監督から攻守両方でのバントの重要さについてのご指導を受けています。ここぞという場面で一つバントを決めることが出来るか、守備では阻止するのか、それらはとても大きなプレーであると痛感しています。だからこそ、練習でも全日本大会の緊迫した試合展開を想定してチーム全体でバントプレーの精度を高めていく必要があると思います。
本日、私自身も実戦練習の守備で失策をしてしまう場面がありました。内野を守る最上級生として、一つのプレーへの重みと責任を持って取り組まなくてはならないと改めて思いました。また、本日は毎年お世話になっている大森様のお食事会に、選手スタッフ一同お招き頂きました。今年もマグロの解体ショーから始まり、サザエやホタテなど新鮮な魚介類を豪華なバーベキューで頂きました。大森様直々に味付けをしていただいた特製のネギトロ丼は、味わったことのない格別の美味しさで、何度もおかわりを頂きました。普段の寮生活では決して味わうことのできない海の幸、山の幸をお腹いっぱい味わうことができ、大変幸せを感じています。最後には、お食事会を開催して下さった大森様、毎日お世話になっている工藤様から、激励のお言葉をいただきました。「野球を通して真剣勝負が出来るのは今しかない」とのお言葉に、私は強く感銘を受けました。私は四年生として、最後の学生野球の一年、その毎日を必死に過ごしています。直近にまで迫っている全日本大会は、今後の人生においても最後の白熱する舞台だと思っています。私は主務の経験を通して、周囲の方々のご厚意、ご期待を強く感じています。それらは差し入れの品々であったり、激励のお手紙などです。応援してくださる方々のお声に応えるべく、この集大成の大会で悲願の日本一に輝きたいと思います。残された秋田合宿を、全員が怪我なく更にレベルアップしていけるように、私自身が率先して声を出し、取り組んで参ります。
今後とも御声援の程、宜しくお願い致します。
本日は連日の涼しい三種町の気温とは違い、35度に迫る暑さの中での練習となりました。
午前中はケースに合わせての守備練習を中心に行いましたが、内野外野の連携で送球に確実性を欠き、守備練習前のキャッチボールにおいてキャッチボールが一番大事であり、そのキャッチボールを相手に想いを込めて投げていないことが全て繋がっていると池田監督から御指摘をいただき、キャッチボールを疎かにした事が連携の送球に繋がっていたのだと感じました。また、実践により近い練習をする為にノックを受けるメンバーとランナーをしてくれるメンバーに分かれて、普段のノックとは違い、ランナーがどう動くのか、次はどんなプレーが予想されるかを考えながら練習が出来ましたが、こういったプレーの1つひとつが試合でのプレーに繋がることを個人が意識するだけでは全くチーム力は上がりません。私を含め、上級生がしっかりと意識付けをして池田監督をはじめスタッフに言われる前に行動することで自ずとチームは纏まることを頭に入れながら練習に取り組みたいと思います。
午後はフリーバッティングを行いその後にケースバッテイングを行いました。ケースバッティングをノック、フリーバッティングの後に行うのは、ノックでの守備の実践、バッテイングを実践に活かせられるかを試せる場です。1点でも多く、1つでも先の塁に走者を進めるようにチーム全員で声を掛け合い、会話を増やして、勝つ為の取り組みをして行きます。
全日本大会が近づくにつれ、各選手間でも打つ本数であったり、捕る本数が変わってきます。本日ランナー、守備をしてくれるメンバーがいてくれるからこそできる練習などもあります。そういった状況に感謝し、その分勝つ為に練習の質を上げ、チーム目標である日本一に近づいていける練習を行っていきたいと思います。
私は昨年の全日本大会の決勝戦で最後の打者でキャッチャーフライで試合が終わりました。打席に入る前に池田監督から直球を狙って行けと指示があり、初球の直球をファールにしてしまいました。その時に相手投手の気迫を感じ、私自身の力不足でした。その経験の後、本日まで約一年間バットを持つと全日本の打席の悔しさが蘇り、手の平が血だらけになってもバットを振り込んで来ました。全日本大会まで残り二週間もありませんが、約一年間の練習の総仕上げをこの秋田合宿でやり遂げ、日本一になります。
今日は三種町長杯2日目となりました。
結果として、4-1で勝利し、三種町長杯を優勝する事が出来ました。毎年、このような素晴らしい大会を開催して下さります、三種町長をはじめ、三種町長杯関係者の皆様に深く感謝したいと思います。
本日の試合は、自分をはじめ多くの選手が追い込まれてからのスイングが当てにいってしまう事が多く、平凡なフライや内野ゴロになるケースが目立ちました。自分はセカンドを守っていますが、強く振ってこないバッターは怖さがなくプレッシャーも感じません。池田監督からは、「こういった、実戦で三振を怖れ当てにいっているようでは、全日本大会の舞台でフルスイングすることはできない」とご指摘をうけました。フリーバッティングやシートバッティングから全日本大会を意識し、強く鋭いスイングを心掛けなければなりません。
私は、この秋田合宿に強い覚悟を持ってやって来ました。先日、少しの間ですが野球が出来なくなりました。そんな時でも私の頭の中は野球ばかりで、その中でも昨年の全日本大会の記憶ばかりが蘇ってきました。「なぜあの場面で打てなかったのか」「どうすれば優勝できるのか」そのような思いが頭から離れませんでした。この悔しさを晴らすには、どのチームよりも練習し、今年の全日本大会を何が何でも優勝するしかありません。この秋田合宿では、誰よりも食事の際は率先しておかわりし、周りの選手が辛い時こそ自分が引っ張っています。疲れがピークとなった今、上級生の自覚と昨年の悔しさを胸に全力で練習に取り組んでいきます。
本日、母校の報徳学園に在籍している時から応援して下さっている山谷様からたいせんべいの差し入れを頂きました。これは、「めでたい」や「勝ちたい」などの縁起を担いで差し入れして頂いたと思います。このように私達の事を思い応援して下さる方々がいるからこそ、私達は野球が出来ていると心の底から感じます。全日本大会では、日頃の感謝を言葉とプレーで返す事が出来るよう頑張ります。