ハワイ遠征 1日目

 

3年 橋本 峻

 本日からハワイ遠征が始まりました。ハワイ遠征は創部以来初の試みで、数年前から計画を立て、多くの方々のご協力がありようやく実現しました。ハワイは日本と19時間の時差がある為、日本が正午12時の時、ハワイは日本より1日前の17時となっております。
 本日は成田国際空港からホノルルに到着し、その後飛行機を乗り継いでハワイ島のヒロに到着致しました。
 今回の遠征では、ハワイ大学との親善交流試合が行われます。このハワイ遠征の大きな目的は、ただ単なる海外遠征ではなく、国を越えた大学間での交流、親善と共に準硬式野球を普及することです。又、現地の方々との交流を通じて、日本にはない文化に触れたり、ヒロの方々の人柄や暖かさを感じることを大切にしていきたいと考えています。
 本日は、早速ハワイ大学ヒロ校の宿泊施設にて、食事パーティーを開いて頂きました。会を仕切って頂いた方、食事を作って頂いた方々、言葉は全て分からなくても常に笑顔で私達に接してくれる姿から、ハワイの方々の優しさを感じました。明日から、本格的にハワイでの活動が始まります。このような大学生ではなかなかできない貴重な経験ができることに感謝し、全員が受け身になることなく主体的にコミュニケーションを取り、多くのことを吸収して帰ってきたいと思います。
 私自身も、主将として悩むこと、困難にぶつかることが多くあります。今回の遠征を通じて、少しでも今後の生き方にプラスをなることが得られるよう、主体的に常に色々なことを考えながら行動していきます。

 

ハワイ遠征 2日目

 

3年 渡邊 剛

 

 本日はハワイ遠征2日目となりました。午前中は練習をしました。日本では気温が低く、なかなか暖かい環境でできませんでしたがハワイでは暖かくとても野球をしやすい環境です。グラウンド、周りの雰囲気が普段とは違う環境で練習をする事ができ、とても良い経験ができました。練習内容はアップ、キャッチボール、ノックをし、最後に1本バッティングを行いました。明日、明後日とハワイ大学と試合が行われるので勝ちにいき、自分達の野球をしていきます。

 午後はキラウエア火山に観光に行きました。私自身、火山を見るのは初めてでした。時々、溶岩みたいなものも見え噴火したら本当に危険だと感じました。その後に溶岩でできた洞窟に行ってきました。溶岩が流れてきて壁や天井を作ったそうです。天井も頭が当たりそうな高さや当たらない高さもあり、本当に自然とできた洞窟なんだと思いました。外に比べると少し肌寒かったです。その後に日本文化センターに行きました。日本文化センターには日系人の歴史がたくさんあり、第1次世界大戦の様子の写真や、野球の歴史、県人会の様子等がありました。夕食は日本文化センターでネイトンさんをはじめ、日本文化センターの方々と夕食パーティを行いました。ここではたくさんのいろいろな方々が私達が来ることをどれだけ楽しみにしていたかお話を聞いて分かりました。盛大にパーティを開いてもらいご飯も美味しくすごく楽しいパーティになりました。昨日に続きたくさんの方々のおかけでこのようなパーティを開いてもらって感謝しかありません。感謝の気持ちを忘れずに残りのハワイでの生活をしていきたいと思います。

 

ハワイ遠征 3日目

 

3年 飯岡健太

 本日でハワイ遠征も3日目となりました。
午前は宿舎から球場までランニングで向かい、練習を行いました。
午後からはハワイ大学ヒロ校のチーム、バルカンズと交流試合を行いました。
試合前には両チームの国家斉唱やお祓いの儀式、スターティングメンバーを発表し整列するなど、貴重な経験をすることができました。
今回の交流試合では中央大学準硬式野球部が試合を行いましたが、私たちは日本を代表して戦ってるという意識を持ち、国家斉唱から臨み全力でプレーしました。
なぜなら、中央大学準硬式野球部の野球はこのようなものかと見られるだけでなく、日本の野球はこのようなものかとも見られてしまうからです。
また、交流試合にはヒロの街の方々が700名程球場に足を運んで下さいました。
観戦しに来てくださった皆様はヒロ校のチームだけでなく、私たちの応援までしてくれヒロの街の人の温かさを感じることもできました。
試合はとても盛り上がりスタンドの皆様も満足そうにしてくださいました。
 この試合が行われるまでには、何年もの準備とたくさんの人達の協力があって行われています。
ハワイ大学ヒロ校やバルカンズのチーム関係者、ネイトンさんなどの多大なる御協力があっての試合です。
当たり前と思わず感謝の気持ちを持って明日また行われる交流試合に臨みたいと思います。
また、この交流試合が今年だけでなく、これから何年、何十年と続き国を越えた交流と準硬式野球の普及と発展が進むことを私は望みます。

 

ハワイ遠征 4日目

 

3年 青木翔哉

 本日はハワイ遠征4日目となりました。午前中は練習、午後から交流試合そして相手選手の皆さんとテリーさんを中心に町の方々が作ってくださった夕食を頂きました。まず、グラウンドまでランニングで行きますがヒロの方々は絶対に車の法定速度を守ります。道も譲ってくれます。そして、私たちがSHAKAとハンドサインをすると運転をしていても必ず返してくれます。このような温かく迎えてくれるヒロに来れて私は幸せだと思いました。

 交流試合には昨日同様1000人以上の町の方々に駆けつけて下さいました。平日の忙しい中、これだけの人々に集まってもらえることは本当に素晴らしいことだと思います。アメリカ式のラインナップ紹介から始まり音楽が流れる球場でいつもは味わえない経験をさせて頂きました。また、国歌を斉唱し大学としてではなく日本の代表として闘うということを強く認識しました。そのため、私たちは中央大学の名前だけでなく日本の名前も背負っている絶対に負けられない試合でした。私は2番DHで出場させて頂きました。私は7回表1対1、一死三塁の場面でセカンドゴロを打ちチャンスを潰してしまいました。結果その裏に相手は同じ場面できっちりと犠牲フライを打ち勝ち越され負けてしまいました。これは、日頃から食事、フルスイング、全力疾走など一つ一つの積み重ねの差だと感じました。

 夕食はお互いのチームが混じり合い美味しいご飯を頂きました。正直私は英語が全く喋れません。しかし、言葉の意味は分かりませんが一緒のタイミングで笑えたり、一生懸命単語を伝え共感できたり、ヒロの方々の暖かさはもちろん人と人のコミュニケーションは言葉だけじゃなく相手の懐に入って行く勇気と伝えたいという自己主張が大事だと感じました。

 私は今就職活動を行っています。就職活動の自己分析をする中で私の人生には必ず野球が関わっています。そのような私の人生とも言える野球も今年で最後です。挨拶、礼儀、コミュニケーション、そして今回肌で感じた自己主張する大切さなどたくさんのことを野球から教えてもらいました。その財産を今度は社会人として自分の武器にし、ネイトンさんやテリーさんをはじめ、沢山の方々が私たちにしてくれたように今度は違う立場かもしれませんが私が子供達にチャレンジする環境を作れる人間になれたらと思います。

 明日はホノルルで自由行動となります。ただ楽しむだけでなく、楽しむ中で積極的に異文化や現地の人と触れ合い人生にとってかけがえのない財産にしていきたいと思います。

 

 

ハワイ遠征 5日目

 

2年 千葉諒

 本日でハワイ遠征は5日目となりました。午前5時からヒロを出発しホノルルへと移動したのですが、その際にヒロでお世話になった方々が早朝にも関わらず見送りに来て下さり、最後までヒロの皆様のあたたかさを感じながら出発しました。
 ホノルルの天気は快晴で日本では夏を思うような1日でした。夕食には数多くの有名人が訪れていてハワイでも有名な「YANAGI ZUSHI」へ行きました。そこで元巨人軍V9時代の捕手で監督としても在籍した9年でチームを8度のリーグ優勝、6度の日本一に導いた森祇晶さんとお会いしました。野球以外のことから学ぶことがたくさんあるとおっしゃっていました。森さんは歴史がお好きで、三國志の諸葛孔明や、孫子の兵法の言葉から野球に繋がっていることがあるといいます。それは野球をする以前に人間的な部分を意味していると感じました。よく言われるように野球だけ上手くてもいけません。歩いていて目の前のゴミを拾う、挨拶や礼儀の正しさ。小さなことでも人間的に成長のない人は野球も成長しないということだと思いました。私自身森さんと同じ捕手を守っています。捕手は視野が広く相手の心理を読み取ることができないと上手い捕手とはいえません。森さんのお話を聞き、野球だけにとらわれず歴史や文化など様々な面からいつもと違視点で野球を学ぶことで、視野が広がり野球のプレーにも結び付くので、常日頃から何気なくただ過ごすのではなくて小さなことから関心を持って過ごしていこうという考えになりました。
 明日でハワイ遠征は最終日となります。これまでヒロ、ホノルルと2つの地域で遠征を行ってきました。そこで1番感じたのは、人の為に尽くすボランティアの気持ちが強く、心優しい人達ばかりということです。ほとんどが初体験の私達に対して気さくに話しかけていただいたり、ジェスチャーを交えて動きを教えていただき、言葉が通じる通じない以前に、そのようなことを気にせず自ら動いていく。自分より相手のことを想う気持ちの現れだと思いました。その際にいつも自分の事しか考えて動いていない自分がいかに小さい人間かが分かりました。そしてハワイの方々が周りの人達から愛されている理由もこれなのだと気付きました。
 明日で遠征最終日となりますが、ここに至るまでに何年もの月日がかかりました。そして池田監督をはじめネイトン吉岡さんやテリーヤギハラさんなど多くのハワイの方々の御協力で成り立ちました。この経験は私達の一生の思い出となり財産です。ハワイで学んだこの経験を糧に過ごしていこうと思います。