昨夜の雨も上がり正に野球日和という天候の元、合宿8日目が行われました。8時30分に宿舎を出発し、グランド到着後は全日本大会の開会式を想定した行進練習を行いました。その後、アップに移り集団走と動的ストレッチを行い上級生を中心に活気溢れたアップをすることが出来ました。
午前中はキャッチボール、シートノック、フリー打撃を行いました。シートノックでは、タイム設定を行い実際の試合を想定したスピード感のある練習を行いました。いかに早く、正確に次の動作に移ることが出来るかを求められる中で、内野・外野ともに常に一歩先のプレーを考えながら動くことを意識しました。小泉監督に送球での御指摘を受ける場面もありましたが高い意識で取り組む事が出来ました。その後の打撃練習では、通常のフリー打撃に加えて、裏ではティー打撃を反復しながら、バント練習にも重点的に時間を割きました。特にバント練習では前日の試合での失敗が目立った為、同じミスを繰り返す事が無いよう意識を強く持って取り組みました。バントミスは試合での流れを変えてしまい、全日本大会でも勝敗を左右する致命的なミスになりかねません。そのため、選手同士で指摘し合いながら個々に工夫を凝らして集中的に行いました。また、フリー打撃の途中で社会人野球チームのゴールデンリバース部長の岩見正人様が激励に駆け付けて下さいました。岩見様には、毎年秋田合宿の際にお忙しい中駆け付けて下さり有難い御言葉を頂いております。
午後は、個々の課題に応じた練習と瞬発系のメニューを中心としたトレーニングで半分に分かれた練習を行いました。個々の練習では選手それぞれが自分に今何が足りていないかを客観的に見つめ直し、守備、打撃、走塁など自主的に必要なメニューを選択して黙々と取り組みました。瞬発系のトレーニングでは足腰にも疲労が溜まっているから中で四年生を中心に全員で集中して取り組む事が出来ました。
最後の練習ではタイム走を行いました。前回の設定タイムよりも早い設定でしたが、走るのが得意な者が苦手な者を補助するなど全員でタイムを切るという強い気持ちを持ってとても良い雰囲気で最終日に向けて練習を締めくくる事が出来ました。
私は今回の秋田合宿が始まるにあたりチームの中の起爆剤となれるような覚悟を持って来ました。関東大会準決勝でのチャンスで三振をしてしまった悔しさを胸に全ての面で自分の弱さと向き合ってきました。またここぞの場面でチームの誰からも信頼される選手が私の理想像であります。今回の秋田合宿では打撃面で自分なりに手応えを感じる事が出来たので、全日本大会では私の一打でチームを勝利に導ける活躍をしたいと思います。
本日は岩見正人様から温かい差し入れを頂きました。私の両親は山梨から10時間掛けてスパルカ球場まで応援に来てくれています。私が大好きな野球に本気で取り組めているのは両親の支えがあるからということを改めて感じました。家族に対する感謝の気持ちを決して忘れる事なく明日からも全力で白球を追いかけ続けます。そして全日本大会2連覇という形で、家族をはじめ応援して下さる皆様に必ず恩返しをしたいと思います。
秋田合宿も残すところ1日となりましたが、最後は全員がやり切ったと言える様、一丸となり全日本大会に向けて最高の準備が出来るようにしたいと思います。
岩見正人様(ゴールデンリバース)
大森燦(山梨学院2)