本日は、青空が広がる晴天の中で合宿6日目の練習を行いました。
秋田合宿が始まって以来、最も暑い一日となりましたが、その暑さにも負けず、息の合った声出しをしながらの集団走でスタートしました。アップではしっかりと汗をかくため、ボールドリルを実施しました。サイドステップやバック走など多様な種目を行い、十分に身体を温めてから技術練習へと移りました。
まずはキャッチボールを行いました。合宿も折り返しを過ぎ後半に差し掛かり、肩や肘に張りが出てきている選手も多くいますが、その中で正確な送球や伸びのある球を意識して取り組みました。
続いてシートノックを行いました。足腰の疲労も影響し、球際でのミスが目立つ場面もありましたが、小泉監督からのご指摘を受け、目付けや粘りを意識することで精度の高いノックに繋げることができました。続けてケースノックを実施しました。これは内外野の連携を意識した練習で、合宿前から取り組んでいるものです。指示のつなぎや返球の正確性、カットマンの距離感など、以前と比べ格段に成長していると感じます。
午前中最後は実戦形式の練習を行いました。攻撃面では、少ないヒットからでも1点を奪うことにこだわり、走塁意識も向上しており、積極的な走塁が増えています。打撃では、甘い球を一球で仕留める場面や、自らの役割を確実に果たす姿勢が多く見られました。ただし、細かいサインプレーを決め切れない場面もあり、そこを確実にできれば、私たちの理想とする野球が完成すると考えます。明日以降の実戦でも意識的に取り組み、精度を高めていきます。
守備面では、やはり球際でのミスが目立ちます。小さなことですが、それが勝敗を左右することをこれまでの試合で経験してきました。ミスをした選手自身はもちろん、周囲からの指摘や声掛けも活発で、互いに高め合う雰囲気ができています。
ピッチャー陣は制球が向上し、疲労が見られる中でも球威を維持しています。今後はキャッチャーとの意思疎通をさらに高め、バッテリーとして対打者への組み立てを突き詰めていく必要があります。投球は一人では作り上げられないため、会話を増やし、より良いバッテリーワークを築いていきたいと思います。
午後はバッティング練習から始まりました。下半身に疲労が見られる中でも全身を使った打撃ができており、各自が自分のバッティングを貫けていました。スイング量も増え、強いスイングができておりますが、今後は実戦を通じて確実性や一球で仕留める力をさらに磨いていきます。
最後はタイム走を行いました。設定タイム内で約300メートルを走り切るメニューで、心拍数や脚の張りが限界に達し、タイムぎりぎりの選手も多くいました。それでも全員が強い気持ちを持って走り切り、その瞬間にはチームの結束力と強さが際立っていました。こうした厳しい場面で養われる精神力は、全日本大会の一打席・一球に必ず活きると確信しています。
本日も以下の皆様より、多くの差し入れをいただきました。
大山ご両親
小貫慧太様(平成28年度)
高橋孝成様(令和4年度)
多くの方々に支えられて大好きな野球ができていることを、改めて強く感じています。本日は私たちのために遠方から長時間をかけて応援・サポートをいただき、本当にありがとうございます。このようなご厚意は決して当たり前ではなく、感謝の気持ちを胸に刻み、残りの合宿も精一杯取り組んでまいります。
私にとっては最後の合宿、そして最後の全日本大会です。これまでとは異なる想いを胸に、日々支えてくださる皆様、そして私を支え続けてくれている家族のために、4年間で培ったすべてを全日本大会にぶつけ、成長した姿をお見せします。その結果、この最高の仲間と最高の景色を共有できるよう、残りの合宿も強い気持ちで挑み続けます。
若林舜大(平田4)