昨日とは一転し、鮮やかな青空の下、2日目の練習がスタートしました。
本日は朝食後、ランニングでグラウンドへ向かいました。到着後、JA秋田やまもとの竹内孝一様がご来訪くださり、お米150kgをご寄贈いただく贈呈式が行われました。三種町をはじめ山本郡の皆様には、合宿地として私たちを温かく受け入れてくださるとともに、お米の価格が高騰している状況下においても、多くのお米をご提供いただきました。
また、秋田県でアナウンサーとしてご活躍され、本学OBでもある高田美樹様より、温かい激励のお言葉を頂戴しました。竹内様や高田様をはじめ、多くの方々から応援いただいていることを改めて実感し、体づくりを含め、実りある合宿にして全日本大会優勝へとつなげたいという思いを一層強くしました。午前のウォーミングアップでは主にラダートレーニングを実施しました。これは足腰の強化だけでなく、頭で意識した動きを瞬時に体で表現するトレーニングであり、特に守備力向上に効果的なため、丁寧さとスピードの両立を意識して取り組みました。
続いてキャッチボール、シートノックを行いました。合宿では大学よりも広いグラウンドを使用させていただいているため、普段よりも長い距離の送球を心掛けました。シートノックではカットプレーを重点的に練習し、実践的な距離や形状を活かすことで内外野の連携やカバーリングを確認。普段では見えにくい課題も明らかになりました。全日本大会まで残された時間は限られていますが、チーム全員が当事者意識を持ち、ミスを共有して改善につなげられるよう、明日以降も取り組んでまいります。
また、本学OBの工藤明様には、毎年秋田合宿の際にグラウンドまでお越しいただき、ノックやバッティングピッチャーなどで練習をサポートしていただいております。本日もシートノックを打っていただき、ご多用の中で時間を割いてくださることへの感謝を胸に練習に励みました。
さらにシート打撃では、守備面において「失策による先頭打者の出塁を許さない」ことを共通意識として臨みました。先日の練習試合では、失策で先頭打者を出塁させ、そのまま失点につながる場面が多く見られました。私たちは守備から流れを作るチームであるという自覚を再確認し、先頭打者を確実に打ち取ることを継続していきます。
練習後には、地域の少年野球チームやソフトボールチームの皆さんを迎えて野球教室を開催しました。キャッチボールやティーバッティングなど基礎練習を中心にアドバイスを行いましたが、私たち自身にとっても、年齢を重ねるにつれて薄れがちな基礎意識を見直す良い機会となりました。
明日は天候も良好で、一日を通して野球に打ち込める見込みです。時間に余裕があるからこそ慢心せず、残りの合宿期間でチームを完成させる意識を全員で持ち、練習に臨みます。
本日も、以下の皆様より多くの差し入れをいただきました。
清水智仁様(秋田県父母連絡会)
竹内孝一様
近藤悦応様(昭和60年度卒)
伊藤爵寿様(平成24年度卒)
保坂祐樹様(平成28年度卒)
山谷真一郎様(応援する会)
高田美樹様(秋田朝日放送)
三浦ご両親
田中ご両親
齋藤ご両親
村上ご両親
葛西ご両親
これらの差し入れは、私たちの練習に対する期待や応援の気持ちを込めて、時間や労力をかけてご用意いただいたものです。その想いに応えるためにも、全日本大会での優勝を果たし、この合宿を「やり切った」と胸を張れるものにしたいと改めて感じました。
私自身はこの秋田合宿では少ないチャンスで結果を出すことが求められる立場なので、与えられた仕事を全うし全日本大会の出場機会を増やせるようこの合宿にかける想いで今後も取り組んでまいります。
原田俊輔(三重4)