令和6年度浜松合宿 3日目

昨日とは天候が一変し20度を超える晴々とした中、合宿3日目が始まりました。球場に着くと小泉監督の先輩である、中央大学準硬式野球部OB杉山さんがお忙しい中ではあると思いますが、私達の為に球場まで足を運んで頂きました。また本日は小泉監督が不在の中キャプテンを中心とし全体アップから関東大会優勝に向けて良い雰囲気で入る事が出来ました。本日の全体アップでは集団走から始まり次にブラジルアップを行いました。次に丸太を使用しトレーニング行いました。雨で湿った丸太は頂いた当初より更に重くなり初日より負荷のかかったトレーニングとなりました。トレーニング内容としては、丸太を持って往復走5本を行った後に引き続き丸太を持ち前歩き後ろ歩き5本ずつ行い最後にサイドジャンプ2本を行い合宿3日を通してこの日が1番雰囲気のあるアップとトレーニングだと感じました。

 

次に二つの班に分かれフリー打撃を行いました。フリー打撃では、ライナー性の打球で野手の間を抜くということを全員で意識して取り組みました。今年から低反発バットになり、以前より打球が飛ばない現状を全員が把握しバットをいつもより短く持ちコンパクトに強くスイングする事も意識しました。今回の合宿では、毎日のスイングの量にノルマを貸して取り組んでいる為、フリー打撃を待っている間、連続ティーやロングティーを含め振る量を増やす事が出来ました。更に、守っている外野手はいつも自分が守っている守備位置よりも前を守り、後方のフライを捕る練習を行いました。その際バッターのインパクトと同時に一歩目を切り、最短で落下地点に入れるように意識しました。後方のフライは試合において勝敗を左右するプレーである事を自覚し、緊張感を持って取り組みました。内野手はサイドでノックやゴロ捕球を行いました。昨年の秋のリーグ戦では内野手のエラーが目立ち失点に繋がる場面が多くありました。その課題を克服するため基礎の部分を見直し1から土台作りに取り組む事が大事だという共通認識を内野手内で持ち取り組みました。このように一つのフリー打撃においても、一人一人が工夫することにより、時間を無駄にせず効率の良い練習ができたと思います。

 

午後からはノックと一本バッティングを行いました。ノックの前には全員でミーティングをし「一球にこだわってとにかく会話を増やし細部まで詰める」事を全員が頭に入れ取り組みました。午後は風が強く吹いてきた為フライを多く取り入れ、風に流される打球に対して外野手と内野手の声掛けを確認しました。野球の試合は風が強く吹く中でも行われる為、風が強く吹く中でもフライ一球に対して全員が声を出し取り組む事で天候に応じてその状況を想定したノックをする事ができました。またケースノックでは初日から継続して取り組んでいる外野手と内野手との中継の距離感を意識して取り組みました。更に、各ポジションがどこのカバーリングに行くのかやタッチの強さ早さなど細かい所まで詰める事ができ質のいいノックができたと思います。一本バッティングでは、1死、1塁3塁の状況から得点を取るいくつかのパターンを練習しました。エンドラン、重盗、外野フライや内野ゴロでの生還など一点を取る確率をあげる為に様々な工夫をして取り組みました。攻撃パターンを増やし、より多くの手札を持つ事で有利に試合を運ぶ事が出来ます。本日は天候にも恵まれ何をするべきか何をしなければいけないかしっかりと優先順位を決め、効率のある練習ができたと同時に勝ちたいという想いがより一層チームとして上がってきたと感じます。

また本日は、三橋様、伊藤孝充様(平成7年卒)谷川修一(平成10年卒)杉山直弥様(平成21年卒)遠州白門会の田中様、小田木様がお忙しい中グランドに足を運んで頂きました。また杉山様の息子さんも球場に来られ一緒に練習を行いました。小学生が一緒懸命に野球を取り組む姿を見て初心を忘れてはいけないと改めて感じました。このように私達は多くの方々に支えられて野球をする事が出来ています。その状況を当たり前に思う事なく一球を大切にし残りの合宿期間を取り組んで参ります。