令和6年度浜松合宿 1日目

本日から令和6年度浜松合宿が始まりました。バスにて早朝4時に南平寮を出発。到着後、チーム道具を整理してグランドへ。グランドに到着すると、天竜森林組合の中央大学陸上部卒の鈴木省吾様、東京農業大学準硬式野球部卒の大塩秋様からトレーニング用丸太を16本をご寄付頂きました。普段木造建築に使用している木材を加工して作って頂きました。加工する過程の中でも、持ちやすさや重量の適正など、選手がトレーニングする上で一番最適な形を考慮して作製して頂きました。直接的に弊部に関わりがない方からも、こうして御支援頂いていることは決して当たり前だと思わず、大切に扱いたいと思います。

早速頂いた丸太を使用して、往復ダッシュを行いました。普段のダッシュでは、下半身を鍛えますが、丸太を使用することで上半身も同時に鍛えることが出来ました。鈴木様、大塩様の思いを感じながら継続して鍛錬して行きたいと思います。

次にノックを行いました。普段練習しているグランドとは違い、両翼も大きく人工芝のグランドでの練習となるため、外野の間を抜けた深い打球や頭を超えた打球を想定し、外野からカットまでの距離、カットから本塁までの距離を早く、正確に投げる事を意識して練習を行います。また、関東大会でも人工芝のグランドを使用する機会があるため、芝の転がり方なども入念に確認を行います。ノックの中では、大きなグランドの距離感が上手く掴めず、内野手のカットよりもはるかに高い送球が多く見られました。内野手の頭の少し上で、尚且つ本塁にも強く届く球を投げることが出来れば、一点の阻止に加えて無駄な進塁を防ぐことが可能になります。このように、異なる環境でノックを行うことで、普段見られない課題見つけることができました。

続いて、試合を想定した実践練習を行いました。一本バッティングでは、ランナー2塁から一点を奪う走塁を意識して臨みました。打撃面では追い込まれてからの打撃など、カウントによって変わる最低限の仕事を確認しながら取り組みました。積極的な走塁死はプラスと捉えて行っていましたが、消極的なミスの際に指摘の声が少なく、場が流れてしまうことがありました。練習で起きたミスを見て見ぬふりして声を掛けずにいると試合の緊迫した場面で必ずそのミスが起き負けてしまいます。明日の練習から指摘の声を今以上に増やし、試合で起こりうるミスを少しでも減らせる練習を行っていきます。

私個人では、投手面での御指導を頂きました。

自分の長所を生かすためにどのような工夫が必要なのか、自分が試合で迎える場面はどのような状況なのかを今一度整理して実践を行うことで、その練習での成功や失敗が必ず試合で生きてくると思います。常に、緊迫した場面を想定して実践を行い、試合に向けた練習を心がけたいと思います。

本日は、雨模様の中ではありましたが、最後までグランドで練習を行うことが出来ました。ここから雨予報が続くため、グランドで練習ができる一分一秒を大切に取り組んで行きたいと思います。

本日、原田様、松浦様、岡本様、山谷様、與那覇様から沢山の差し入れを頂きました。この様に私達の為にご支援を下さるのは決して当たり前ではありません。

また、毎年快く私たちを迎え入れて下さり温かいお風呂と温かいご飯を用意して下さる湖畔の家の方々など、弊部に御支援頂いている全ての方に感謝し、技術的にも人間的にも成長できるよう明日からの練習も精進して参ります。