2022年 秋田合宿 3日目

本日は秋田合宿3日目でした。昨日と同様に気温も低く風が強く吹く中での練習となりました。

ランニング前に池田さんから弊部の伝統について御指導頂きました。伝統とは、卒業された先輩方が築き上げてきた部の象徴です。一人の1回の愚かな行動で先輩方が築き上げた伝統を壊します。大切な伝統を継承していくには、当たり前の事を当たり前に行う事が大事です。靴がバラバラになっていたら並べる、ゴミが落ちていたら拾う事など、常に周りを気にかけて状況の変化に気付き自らが行動に移せば伝統は壊れません。食事でも同じです。将来、会社の上司とお食事の席に立ち会った時に気を使うことができないと次の食事の場に誘われる事が無くなります。社会に出てそのような事が当たり前に出来る様に日々、池田さんが私達に厳しく御指導を下さっております。また、本日、瀬山様、山根様、成田様、小貫様、柏崎様、野田様、近藤様、大湾様から差し入れを頂きました。毎年弊部の為に差し入れをして下さる方や、猛暑の中、御時間を割いてまでグラウンドに足を運んで持ってきて下さる方もいます。これは当たり前のことではありません。私達の事を一番に考えて行動して下さる方々で、非常に有り難く広い心を持っているからだと思います。両親も同じです。私達が日頃から大学に通って大好きな野球を全力で行えるのは汗水流して働いている両親の支えがあるからです。私達は何不自由無く生活できている事に感謝しなければいけません。支えて下さる方々に全日本大会の優勝報告をして恩返し出来るように猛練習に励みます。また、本日の練習は午前中にシートノックを行い、午後は実践打撃、中継練習、ロングティーを行いました。実践打撃は昨日と同様のケースを行い、前回の反省であった打者はランナーを見て打つ打たないを判断する事と二塁走者を進める打撃を意識して打撃練習を行いました。しかし打者はランナーが良いスタートを切っているにも関わらずまだ振ってしまう選手もいました。チームとして全員が徹底できておらず今後の練習でも更に全員が意識を高めていかないといけないと感じました。また、バッテリーは打者が下級生など、格下の選手相手に確実に打ち取れる球で勝負するのではなく、相手が待っている球でも打ち取れるように一球の精度を高めることが大事です。私も昨年からレギュラーを取れそうで掴みきれず、現在も後半から試合に出ることが多く、その理由が打撃での内容が良くない事が原因です。本日も追い込まれてから遅い球を待って速い球に手が出ず三振する打席がありました。自分が待っていない球の時にいかに相手に悟らせずファールにするかが打席の内容を変える一つの要因です。その為には他の選手の打席でも毎球、球種を読みバッテリーの癖や組み立てを理解する必要があります。トーナメントの勝負所では、試合の勝敗を変える打撃が必要となり、代打で出場した時に一球で仕留めて結果を残してレギュラーを掴み取る為に明日からも実践打撃の中で工夫して行なっていきます。実践打撃後には強風の中、中継練習を行いました。全日本大会のレグザムスタジアムでは、風の吹く状況が似ており外野手の声掛けなど全日本大会を意識する事が出来ました。まだまだ外野手の連携が曖昧な部分もある為、この合宿で完璧にしていきます。中継練習の後半は集中力が落ちてきてミスが連続して起きた時がありました。その時に一度選手を集めて気を引き締める事で全日本大会の終盤で流れを変えて、チームの士気を上げる事が必要になります。明日からの練習でも後半や、ミスが連続した時に流れを変える選手が一人でも増える事が全日本大会で勝つ為に必要となります。その為には上級生がもっと周りに気を配り状況の変化に対応して遠慮することなく言葉を発信する事で流れを変える事ができると思うので明日からの練習では、気づいた人が直ぐに集めて流れを変えて練習を行っていきます。

明日で合宿も4日目となり合宿の日数と全日本大会の日程を合わせると3回戦の中盤に差し掛かります。ここからが踏ん張り時です。体の疲労が蓄積する中、宿舎でとても美味しいお食事と沢山の差し入れを頂き、疲労を回復させて全員で声を出して盛り上げて明日からも猛練習に励みます。(3年・岸野皓大)