秋田合宿 10日目

3年 山口雄大

合宿10日目の本日は雨が降ったり止んだりでしたが、非常に涼しく野球がしやすい気候でした。午前中は紅白戦を行い、午後から能代松陽高校と合同練習を行いました。
私は次期主将候補です。今合宿は秋季リーグ戦で優勝を第一目標としていますが、もう一つの視点として四年生が抜ける新チームへの土台作りの意味合いも持っていると思います。私は小中高と、主将を務めてきました。
その中で大切にしてきたのはチーム内の溝を無くすことです。特に上級生と下級生、試合に出る選手と出ない選手、と隔たりが出来やすい部分に気を配り、チーム全員がプレーしやすい環境作りに努めて来ました。しかし、大学では更に高いレベルのチーム作りが求められます。目指すチームは今合宿で再三、池田監督が仰られている「考える力」を全員が持つ事です。そういった面でチームに目を向けると今のチーム、特に下級生にはそういった姿がまだまだ見られません。自分本位で考えてしまう選手が多いです。その典型として、本日の紅白戦で捕手の配球について御指導を頂きました。捕手は全員が下級生です。その内容としては投手がストライクが入りやすい球を選択しているだけで打者が嫌な球を選択出来ていないというものです。この様にこの合宿では自分本位ではなく、相手の立場になって考える事が出来ていないという指摘を何度も受けています。
私は主将候補としてこの部分を改善し、全員が「考える力」を持ったチーム作りをしていきたいです。主将候補として必要な事は何事もチームで1番に動く事だと思います。みんながやりたがらない事、自分が苦手な事、苦しい事、どんな事でも全てです。その姿をみてチームメイトが付いて来てくれるのだと思います。
しかし、現在の私はその点がまだまだ足りません。この合宿では苦手である食事への取り組みや自分にとって嫌なことを言われた時の態度など、甘い点がいくつもあります。どんな事でも率先して1番に動き、主将として信頼されるにはまだまだ私自身も成長しなければなりません。合宿は残り2日となりました。合宿前の課題、合宿中に見えてきた課題、総決算の時期です。もう一度気を締め直しこの合宿がより良いものになる様頑張っていきます。
本日の能代松陽高校との合同練習では高校生の元気やきびきびした動きから私達も刺激を頂きました。又、今合宿では能代松陽高校からマシンと硬式ボールをお借りしています。この様なご協力を頂いているのもOBの工藤明様のおかげです。毎日の練習で使うマシン打撃一球一球に感謝の気持ちを持って取り組んでいきます。