九州遠征最終日

4年 大坪 竣平

本日は九州遠征最終日でしたが、生憎の雨により試合は中止となりました。九州地区大学準硬式野球野球連盟の牛島様や九州産業大学のみなさまの御配慮で、みゆき球場にある屋内練習場で練習を行いました。
今回の遠征は、選手全員が「素直さ」と「基本への忠実さ」をもう一度見直させられる遠征となりました。素直さの面では、スタッフの方々から御指導を受けた際に、自分には合わないからと実践しない選手が見受けられます。スタッフの方々からはその選手が少しでも良くなればという思いで御指導して頂いています。それを実践もしてみないという事は、大変失礼な事でもあり、技術の上達や人としての成長のチャンスをみすみす逃している事だと思います。チームとして成長する為には、選手一人一人が御指導頂いた事など、何事にも素直な心で耳を傾ける事が必要だと感じました。
基本への忠実さの面では、試合や練習でチャンスの場面で簡単に見逃し三振やフライを上げたり、守備では正面に入れる打球を正面に入らず片手で取りにいったり、強い打球に対して避けて後ろにそらすプレーが目立ちます。自分がなんとかしようという強い気持ちが足りないと共に、綺麗にプレーしようとする選手が多くいると思います。中央大学準硬式野球部の伝統は泥臭さです。池田監督から泥臭さは基本に忠実な事だという御指導を頂きました。私の泥臭さの解釈は取れない打球でも飛びつくや、打席で厳しいボールに食らいついて行く事だと思っていました。しかし、打撃ではケースに応じたバッティング、守備では打球に対して足をつかって正面に入るという基本が泥臭さだと考えを改めさせられました。関東大会も近づき試合形式の練習がこれから増えていきます。実践の中でも基本に忠実にプレーをする為に、キャッチボールの際に行なっているゴロ捕りやタッチプレーで、打撃練習でのフルスイングをチーム全体に浸透させます。
この「素直さ」と「基本への忠実さ」をチームに植え付ける為には、私達四年生が行動で示すしかありません。私達が御指導をすぐに実践する姿、練習の声や泥臭さを後輩達に行動として伝えて行きます。それでも出来ない後輩がいるならば、どういう気持ちや考えでプレーをしているのかを聞き、私達四年生の日本一への気持ちを伝えるなど、出来るようになるまでとことん話し合いたいと思います。
最後にホテルやグラウンドの手配などこの九州遠征に当たってご尽力して頂きました牛島様を始め、遠いところから応援に駆けつけて下さり差し入れを頂いた佐々木様など多くの方に支えられ、無事九州遠征を終えることが出来ました。本当に有難う御座いました。私達がこのご恩を返すのは野球に真摯に取り組む事しか有りません。一日一日を大切にしてまずは直近の関東大会優勝目指して、感謝の気持ちを忘れず精進して参ります。