浜松合宿7日目

本日は合宿7日目でした。
本日は天候に恵まれず雨天だった為、午前中は体育館でカエル跳びなどの下半身のトレーニングと手押し車と逆立ちなどの上半身のトレーニングを行い、午後は自主練習を行いました。
午前中のトレーニングでは新チームが始動してからの練習がいかに甘かったのかを痛感する事となりました。逆立ちでは2分間の間で殆どの者が途中で倒れました。それを見ていた池田さんからは、やりたい練習は積極的に行うが苦手な練習は行っておらず、「強いチームの練習ではなく、強そうなチームの練習をしている」と御指導頂きました。強そうなチームとは、周りから見ればあのような練習をしていて強そうだと思われていても、実際は試合で勝てない、そんなチームです。主将の小谷さんを中心とした4年生に付いて行くだけではこの状況は変えられません。私達3年生が練習メニューについて思ったこと、練習中に感じた事を遠慮せずに発していく事が強いチームになる為に必要な事だと感じました。又、野球というスポーツは最後の1球まで何が起こるかわからないスポーツです。サッカーやバスケは試合時間が決まっていて、終盤で点差が2点ほどあるとほぼ確実にパスを回して相手から逃げていれば勝てます。しかし野球は常に相手との勝負であり、何点差で勝っていようと最後の最後まで逃げる事は許されません。逆に言えば最終回に何点差で負けていようと諦めない限り勝つ可能性があります。辛い練習から逃げていた今までの私達は逆転されてしまうチームであり、逆転する事ができないチームなのだと池田さんの御指導を受け痛感しました。
昨年の私はチームの投手の中で1番多くの経験をさせて頂きました。沢山の試合で勝ち星を挙げる事ができました。しかし全日本大会の準決勝、秋季リーグ戦での優勝決定戦では敗戦しました。大事な試合で納得のいく投球ができない心の弱さを痛感しました。悔しい思いをした昨シーズンを糧に、苦手な上半身のトレーニングを克服する事で肉体と精神を鍛え、その姿で投手陣を引っ張っていきたいと思います。
本日は今年度卒業される河島さんの御母様と河島さんが、私達が宿泊している湖畔の家まで豚汁を作りに来て下さいました。本日は浜松に来てから1番冷え込んだ事もあり、体の芯から温まるものでした。このように合宿となれば毎日OBの方々や保護者の方々から、差し入れを頂いてる事に感謝の気持ちを忘れてはなりません。そして明日が浜松合宿最終日となりますが、全員が同じ方向を向き、全国制覇する事が私達にできる唯一の恩返しであると思い、気合いを入れて練習に取り組んでいきます。