九州遠征 最終日

3年 端岡 陸

 本日は九州遠征の最終日、みゆき球場にて九州産業大学と久留米大学とのオープン戦が行われました。結果は九州産業大学に6-0で勝利し、久留米大学には2-5で敗れました。

 

新チームになり、私達が池田監督に常々言われていることは、”絶対にやってはいけない事をやらない”という事です。投手であれば先頭打者への四球、野手であれば必ず打球を前に止め進塁を防ぐといった、当たり前のプレーを当たり前にやらないと勝てないと口酸っぱく言われています。本日の2試合目では、同点の8回に先頭打者に四球を与え、そこからミスが続き失点を与えました。大会で勝つ為には大事な局面でこそ当たり前のことを当たり前にする精神力、気持ちの強さが必要になり、この力が今のチームには欠けている部分だと九州遠征を通じて感じました。

 

 個人としてこの九州遠征で自分に課した課題はセカンドのポジショニングです。これまでは、どの打者でもあまりポジションを変えず守っており、取れるアウトを取れずヒットにしていました。この遠征では、打者を観察し、この投手の対戦であれば右方向の打球の割合が高いから右に寄るなど各打者に寄ってポジショニングを変えました。本日の試合でも左投手に対して開いていた左打者の時、極端に一二塁間を締めた結果、打球への反応が良くなり守備範囲が広がりました。これを、チーム全員に共有し、取れるアウトを1つでも多く取れるよう徹底したいと思います。

 

 私は一年生の頃から試合に出場させて頂き、多くの経験を積ませて頂きました。一年生の時に出場した全日本大会は先輩方にミスしてもいいから思い切ってやれと言われ、怖いもの無しでプレーしていました。しかし、二年生の時に出場した全日本大会では一球の怖さ、足が震える程のプレッシャーを感じました。この不安をとり払う為、この冬練習を重ねました。今年は緊迫した場面でチームを救う活躍を出来るよう気持ちを常に強く持って練習や試合に望んでいきます。

 

 本日で東日本大震災から7年が経ちました。約二万人の方がお亡くなりになり、現在でも多くの方が避難生活をされています。こうして、恵まれた環境で野球をやらせて頂いている事に心から感謝し、この気持ちを全力のプレーで示していきたいと思います。

 

 今回の九州遠征でも、牛島様には球場の手配や様々な事を大変お世話になりました。これは私達が滞在した三日間だけのことではなく、11月から池田監督と準備して頂き、こうして充実した遠征を行わせてもらいました。又、グランド鳳陽の皆様にも全面的にバックアップして頂きました。私達中央大学準硬式野球部を御支援御声援をして頂けることを当たり前と思うのではなく、感謝の気持ちを忘れず、今私達が出来ることを全力で取り組んで行きたいと思います。