浜松合宿 6日目

3年 小澤 巧平

 本日は合宿6日目となりました。午前中は、集団走、四ヶ所ノック、午後からフリーバッティング、ケースバッティング、ベースランニングを行いました。
 本日の朝食の際に、池田監督から「チーム力」が無いとのご指導を受けました。ご飯を沢山食べることは、体を大きくするだけではなく、チーム力を上げる為でもあります。炊いて頂いた非常に沢山のお米を、上級生が率先しておかわりをする事で、下級生を引っ張って行かなければなりません。しかし、チームの中心である上級生が自分自身に限界を決めてしまい、引っ張る事が出来ていませんでした。これは、野球にも繋がる事で、上級生一人一人が誰よりも声を出し、チームの事を考えて行動する事で、チーム力が上がると思います。今のチームは基本を疎かにする場面が良く見られます。フィギュアスケートの羽生結弦選手の話の中に、「四回転ジャンプを成功する為には、一回転ジャンプを確実に出来るようにする」とあり、基本がどれだけ大切かを改めて感じました。
 私は、今年からエースとして引っ張って行かなければなりません。しかし、まだエースとしての覚悟、自覚が足りないと池田監督、小泉コーチにご指導を受けました。それは、宿舎からのランニングを始め、自分の限界を超える事が出来ず、殻を破れていないからです。その為、昨日、今日と、精神力を鍛える為に個人ノックをして頂き、苦しい中でも声を出し、必死にボールに食らいつきました。今回の合宿で私が課題として上げているのは、変化球の制球力と連投する力をつける事です。多少、直球が速くても、変化球の制度が無ければ直球を狙われて打たれてしまいます。全ての球種で有利なカウントを作れるように、キャッチボールから変化球を投げ、感覚を染み込ませています。連投する力は、3月23日から開幕する関東大会は連戦となります。今の投手陣は経験不足な投手が多く、一年時から登板させて頂いている私が連投する事が求められると思います。その為にも、体力だけではなく、球数を少なくする投球術も必要となります。球数を少なくする為にも、変化球の制球力が大切になると考えています。
 こうして私達が野球が出来るのも、沢山の方々の応援、支援があってこそだと思います。本日もOBの杉山様が練習のサポートをしてくださりました。このような事全てに感謝の気持ちを持ち、これからも野球に打ち込んでいきたいと思います。