秋田合宿11日目

3年 河島浩陽

 本日で合宿11日目となりました。本日も涼しい気候の中、練習する事が出来ました。午前中はノック、サインプレーを行い、午後は能代松陽高校と練習試合を行いました。昨日の眼龍の日誌でも言った様に全日本大会で優勝するには程遠い試合内容でした。私達が日頃厳しい練習をしているのには理由があります。それは投手で言えば0-31-32-3のカウントから変化球を投げられる勇気、打者であれば試合終盤の負けている状況や、チャンスの場面で勝負を決める一打を打つ為の精神力を養うする為です。

私は昨年まで投手でしたが、今年から野手へと転向しました。野手に転向した際に常に頭に入れていることがあります。それは応援する会会長の佐々木様の「努力しても努力しても報われない事があるが、努力しなければ絶対に報われない」という言葉です。今年から野手へと転向した私にとって、周りとの差を縮める為に人よりも倍以上練習をしなければなりません。その為、練習中での素振りは勿論、宿舎に戻っても寮生活でも行なっている素振りをし、取り組み方についても、バットの軌道が正しいかをチームメイトと確認しながら素振りを行なっています。この秋田合宿での試合出場はありませんでした。大事な時期に体調を崩してしまい、自ら出場の機会を潰してしまいましたが、腐らずに佐々木様のお言葉を信じてこれからも精進して参ります。

本日はお盆のお忙しい中、田村様が球場まで足を運んで下さり、私達の為にウニ、カニ、マグロといった沢山の新鮮な海の幸を差し入れして下さいました。防腐剤を使わない新鮮なウニは東京ではなかなか味わう事が出来ません。マグロはカマ焼きにして夕食の時間に全員で頂きました。普段頂く事のできない食材を頂く事ができ、長丁場で溜まった体の疲れを癒す事が出来ました。又、連日沢山の方々が差し入れをして下さります。差し入れを選び買う手間、私達の元へ届けて下さったり郵送して下さる手間を考えると、差し入れをして下さる度に明日もまた頑張ろうと言う、明日への活力となります。

明日で合宿も最終日となります。最後の最後まで気を引き締めて参ります。「行き帰りのランニングの時間で必ずそれぞれ何か思う事がある」と池田監督は仰っていました。最終日となった明日、ランニングの際にこの1年間やって来た事を振り返り、又全日本大会で2連覇する為に残された時間で何をすべきかなのかを考えながら走りたいと思います。残り1週間となった全日本大会に向けて最高の準備をして行きたいと思います。