秋田合宿 最終日

4年 上野 太一

 本日は合宿最終日となりました。
 「主将」として初めて臨んだ秋田合宿を振り返ると、自分が今までどれだけ先輩方に甘えてきたか。ということをアップ中の声出しや、ランニングなどで痛感いたしました。苦しい時こそ4年生が声を出し、身体が辛い時こそ己に喝を入れグラウンドまでランニングを行い、自分自身を極限まで追い込み、チームの先頭に立たなければなりません。そういった精神力が、重くプレッシャーのかかる全日本大会において、ピンチの場面や土壇場で自分の力以上のものを発揮することができると信じています。また、4年生だけではなく、3年生以下を含めた選手全員が「全日本大会で優勝したい」という一つの目標に向かって、自発的に厳しい道を選ぶことができるチーム・雰囲気を作っていかなければ、日本一どころか、初戦で負けてしまいます。池田監督は、「この時期まできたら、スキを一つずつ埋めていく必要がある」とおっしゃってくださっています。ここから技術が急激に向上することは厳しいです。だからこそ、表面上だけではなく、どこから見ても中央大学はスキが無いと思われるように、気持ちや想いなどの内面的な部分のスキを埋めていきたいと思います。
昨年の全日本大会、決勝戦で日本大学に惜敗した旧4年生達の悔しさを晴らすことができるのは、自分達だけです。敗れた日から365日、この悔しさを1日も忘れることなく、朝7時00分から浅川へ向かいバットを振ったり、日本一練習を行ってきた自信があります。選手ひとりひとりが「これだけ練習をやってきたんだ」という強い思いを胸にバッターボックスやマウンドに立ち、必ず「日本一奪還」を成し遂げたいと思います。
今回の合宿にも、OBや応援する会の皆様・森山館近隣に住まれている「小田桐テツノ」さん・秋田県知事の佐竹様をはじめとした多くの関係者の皆様から、たくさんの差し入れを戴きました。又、工藤さんは毎日欠かさず、遠方の中、自分達のために白神山地の美味しいお水をグラウンドまで運んでくださりました。これほどの支援をいただける自分達は、日本一恵まれている部だと確信しております。自分達を応援してくださる全ての方々に恩返しをするためにも、全日本大会で優勝し、良い報告を届けていきたいと思います。