秋田合宿 9日目

2年 細谷 琢真

 本日で秋田合宿も9日目となり、午前中は三種町長杯2日目ということで東北学院大学との2戦目を行いました。

 私は9番投手として出場し、最優秀選手賞に選出され、名産物のじゅんさい鍋セットを頂きました。又、試合後は三種町の3つの中学校の選手達を対象とした野球教室が行われました。中学生と共に練習を行う事で、忘れかけていた初心を取り戻す事ができ、とても良い刺激を受ける事が出来ました。
 私は、今年に入ってから思うような投球をすることが出来ず、関東大会でも情けない結果に終わってしました。春季リーグ戦では、なかなか試合に出場できない中、他の投手陣が結果を残し、正直悔しかったです。しかし、私は決して諦めることなく、心を入れ替え自分の出来る事をしようと、人一倍練習に励みました。辛いときこそ声を出し、ランニングのメニューではゴールの一歩先まで走り切るようにしました。又、ピッチングの際にはコントロールをつける為に、ひたすら課題である右打者のアウトコース低めにストレートを投げ込む練習をしました。それに加えて、投手は投げるだけではありません。苦手としていたフィールディングの反復練習、そして身体作りの為のメニューを自ら考え、今年の春より一回り大きな身体を作り上げました。リーグ戦中からこれまで、苦手なスクワットや手押し車、体幹トレーニングなど、自分の弱い部分の筋力トレーニングを続けてきました。
 本日の試合ではこれまでの集大成として、自分の持ち味である真っ直ぐと速い変化球を組み合わせ、テンポ良く試合を進めることができました。今日の試合の中で、悔しい思いをしていた頃を思い出し、その期間があったからこそここまでこれたと改めて実感しました。池田さんがいつもおっしゃっているように努力しなければ何事も報われないことを本日の試合で改めて感じたので、今後も見えない努力を続けていきます。
秋田合宿も残り2日となり、全日本大会まで1週間を切りましたが、まだまだ改善すべき点があります。今後、自分で時間を見つけ練習し、全日本大会には不安を残さず自信を持って取り組めるようにしていきます。
又、朝食後のミーティングで池田さんがおっしゃられていたように、この日誌は書いているのは1日1人ですが、日誌の中には全員の気持ちが込められています。それぞれの内容は他人事ではなく、周りのチームメイトが何を思ってそのことに対し取り組んでいるのかを知る大切なものです。表面的な繋がりではなくチームという繋がりを強くし、全日本大会までに全員が一致団結してチームとして士気を高めて行きます。