オーストラリア遠征【4日目】

3年 松嶋 真樹


 本日はオーストラリア遠征3日目でした。朝は前日同様6時30分より全員でホテル周辺を散歩し、バイキング形式の朝食を食べました。本日は寒波も抜け、朝から11月とは思えない気温の高さで、オーストラリアに居るということを再度、実感しました。午前中は全員でアデレード大学へ行き、校内を見学しました。そして、昼食を食べた後、オーストラリアのチーム「BITE」と親善試合を行いました。試合では、1年生から4年生まで、出場した全員が日頃の練習の成果を発揮し、16対1で勝利することが出来ました。投手の保坂選手も、日本では対戦できないようなパワーのあるバッターと対戦し、大きな経験となったことでしょう。
 オーストラリアに来てから、3日が経過しましたが、生活や親善試合の中で感じることが多くあります。本日の試合前、整列をし互いに礼をしたあと、それぞれの国歌が流れました。オーストラリアの方々が胸に帽子を当てながら、「君が代」を聞く姿を見て、私達は中央大学としてだけでなく、日本を代表してこの、オーストラリアで試合をするんだと実感し、また中央大学を知らない地元の観客の方も来て下さり、試合中も歓声や激励など温かく迎えて下さり、そのことに大きな幸せと誇りを感じました。そして試合が終わったあとも、相手チームの選手の方やスタンドの観客の方々にお礼を言うと、どの人も「nice game」と言ってくれたり、立って拍手をしてくれたりと、言葉は通じなくても、野球を通して心を通じ合うことはできるのだと、身を持って体感し、感動しました。
 オーストラリアで過ごす時間も残り4日となりました。今私達は、一生の中でもかけがえのない経験をしています。野球だけではなく、多くの人や違った価値観、考え方に触れ、この貴重な体験を今後の自分に活かして行きたいと思います。