秋田合宿【最終日】

4年 勝又 駿


 本日で2013年度の秋田合宿も最終日となりました。そして、私たち4年生にとっては中央大学準硬式野球部員としての合宿も本日で終わりです。やり残すことが絶対にないよう、「やりすぎても、やり残すな!」という意気込みでグランドに向かいました。午前中はアップ、ノック、一本バッティングを行いました。大会までの時間も残りわずかということで、緊張感がある練習が行えました。そして、午後は毎年恒例である寒風山登頂マラソンです。長く険しい上り坂が延々と続き、何度も心が折れそうになりましたが、私の前を走っている仲間の背中を見たら、「絶対に走り切るんだ!!」という思いになり、全員が最後の最後まで、諦めずに走り切ることができました。厳しい練習を共にしてきた仲間たちと見る頂上からの景色は私たちにしか味わえないものであり、最高に気持ちの良いものでした。
 私はこの秋田合宿での一番の収穫は、さらに強い「チームワーク」を手にいれられたことだと考えています。私たちは合宿期間中、例年以上にミーティングを行いました。そこでは、それぞれの思いを包み隠さずぶつけ合いました。その結果、お互いの思いや考え方をもう一度確認でき、さらには今まで知らなかった思いや考え方も知ることができました。そして、全員の心の中にある「仲間のために」という思いがより一層強くなったと感じています。
 又、秋田での合宿は東京での練習とは違い、気温が涼しい分、体力的に追い込んだ練習を行うことができます。今年も徹底的に走り込み、猛暑の中行われる全日本大会の連戦に対応できるように取り組みました。体力的にも精神的にもとても辛く、苦しい思いをしましたが、そんな時には、全員で声を掛け合い、叱咤激励をしながら乗り越えてきました。そんな練習にも全力で取り組むことができたのも、仲間同士助け合いや叱咤があったからこそです。このように私たちは秋田での合宿を通して、今まで以上の「チームワーク」を得られることができました。
 最近2年生の頑張りがとても目立っています。もちろん1年生から4年生全員が頑張っていますが、後輩たちから一生懸命な姿勢が見られることは、チームにとっても非常に嬉しいことです。この調子でチームの中心に立てるよう努力を積み重ねて欲しいです。そして、周りの選手たちも2年生の頑張りに負けないよう、自分の立場を考えて、努力を積み重ねていきたいと考えております。
 今年の秋田合宿にも、大変ご多忙の中、多くのOBや保護者、応援してくださる方々がお越しくださいました。たくさんの差し入れもいただき、誠にありがとうございました。また、私たち学生では滅多に口にすることができないような美味しい海の幸やご馳走をいただき、本当にありがとうございました。森山館様にはグランドまでの荷物運搬から毎日の食事、お風呂、何から何までお世話になり、本当にありがとうございました。改めて私たちは多くの方々に支えていただき、応援していただいているのだということを感じ、部員一同心より感謝しております。私たちは結果というもので、皆様に恩返しがしたいです。人間は「己の為に頑張ろう」という人よりも「誰かの為に頑張るんだ」という人の方がより苦しいものにも耐え、より力を発揮します。私たちも応援してくださる皆様の為に一生懸命頑張れる人間になれるよう、皆様に対する感謝の気持ちを絶対に忘れずにこれからも取り組んでいきます。
 明日からは東京で大会に向けての最後の調整が行われます。池田さんは「築き上げるのは大変な時間と労力がかかるが、それを壊すのは一瞬でできてしまう」とよくおっしゃいます。今まで積み上げてきたものにさらに磨きをかけて、自信を持って大会開幕を迎えられるよう、もう一度気持ちを引き締め直して取り組んでいきます。
 中央大学準硬式野球部のHPにおきましては、これからも随時更新していきますので、お時間がございましたら是非ご覧ください。
 今後ともご声援の程、宜しくお願い致します。