4年 鈴木 雄也
10日間の合宿も最終日となりました。本日は午前中に紅白戦、午後からは寒風山での山登りランニングを行いました。
私は今回が大学生活最後の合宿となります。これまでの三年間とは全く違った立場、想いで合宿に臨みました。
まず、一番違うのが主将という立場になった事です。正直、昨年までは自分の事ばかり考え、チーム全体の事を見る事など何も出来ませんでした。しかし、主将を任せて頂いた時から、この伝統ある素晴らしい部の主将という自覚、責任、誇りを持ち、チームにとって何が一番必要なのかを考え行動を取ることができました。それによって大きな自信を持つことも出来たと思います。
また、今のチームの強みは四年生全員が主将のようになって、チームを引っ張っていける事です。私一人がチームの中心になるのではなく、自分から積極的に行動し、リーダーシップを発揮してくれています。合宿中も何度もそういう場面が見られ、私も救われる事がありました。いろいろな方向から意見を交換し合うことで、練習に厚みも生まれました。
もう一つ、昨年までとは違う想いとは、学生野球最後の年であるため、絶対に後悔はしたくないということです。今シーズンが始まる直前、私は怪我をしてしまい、春季リーグ戦にほとんど出場出来ませんでした。本当に悔しく、今でもその悔しい思いは消えていません。全日本大会では決してこのような思いを残さないため、合宿中も四年間の想いを込め、8キロのランニングも全て全力で行いました。
このように、私たちが何不自由なく、野球だけに集中出来る環境があるのは、数多くの人の支えがあるからです。
今回の合宿もOBや父母の方、数多くの関係者の方々が秋田まで来て下さり、差し入れや激励のお言葉を送って下さいました。
感謝をすると口で言うのは簡単です。実際に行動で表すことが一番大事だと、池田さんは日々おっしゃっています。ひたむきに野球に取り組み、試合に勝つこと、これが今私たちに出来る最高の感謝の気持ちの表し方だと思います。
一球の対する執念をもっと持ち、死ぬ気で白球を追うことが出来れば、このチームはもっと強くなります。大会まで残りわずかですが、最終調整をしっかりとしていきたいと思います。
最後の夏、全員野球で最高の恩返しが出来るよう頑張りますので、応援よろしくお願い致します。