九州遠征【3日目】

2年 帯金 徹


九州遠征では、全日本大会と似た環境がいくつかあります。全日本大会を意識した中での試合をするかしないか、では九州遠征の意味が大きく変わってくると感じ、全日本大会を意識して試合に臨みました。

 全日本大会と似ている点として、リーグ戦などの試合とは違った球場での試合ということです。普段使用しない球場での試合では見極めなければならない事が多々あります。球場の広さはどうか、球場特有の風はないか、内外野のゴロの転がり方はどうか、などと言った球場の「くせ」を見抜かなければなりません。また、球場とは関係ないのですが、地域によってのストライクゾーンの変化にも対応しなければいけません。これらのことを、試合前のアップや試合中のベンチで話し合いながら、試合を進めることができていたと思います。

 その他に似ている点として、リーグ戦や、関東大会の試合とは異なり、ホテルからバス移動で球場に向かうことです。リーグ戦などでは、寮から球場に向かいます。しかし、遠征ではホテルで全員で食事をとり、全員で同じバスに乗って移動します。これは全日本大会と同様です。初日に限っていえば、飛行機での移動後の試合でした。過酷とも言える中での試合でどう体を動かすか、が勝敗を分けることになります。

 私が一番全日本大会に似ていると感じた点は、連戦で試合があることです。その上、詰まった日程の中での試合となれば、アップの時間を十分にとることができなくなることも起きてきてもおかしくありません。連戦での疲労が溜まった体を、短時間でベストな状態に持っていくのは大変なことです。

 遠征では、初めてプレーする球場で、試合をしたことがないチームと、連戦の中コンディションを整えにくい状況での試合を体験することで、自分自身の体調を見極め、万全な状態で試合に臨むために何をしなければいけないかを考えることができました。

 今年の全日本大会は佐賀県が会場になります。その会場で一足早く試合をすることができ、とてもプラスになりました。今回の遠征でお世話になりましたホテルの方々に「全日本大会でまたきます!!」と約束をし、ホテルを後にしました。まだ出場できるか分からない状態ですが、3月の後半から開会される関東大会で出場権を獲得し、約束を果たしたいと思います。そのために、遠征で出たチームの課題を克服し、レベルアップをはかっていきます。

 最後になりましたが、牛島さんをはじめとしたたくさんの方々に球場まで足を運んで頂きました。また、インターネットなどでで応援をして下さった方、本当にありがとうございました。

4年 中本 翼


 私の今日の目標は、小泉主将が不在の中どれだけチームを引っ張り勝利を導くことでした。しかし、勝つことを意識しすぎ、結果がでなかった選手のフォローができませんでした。野球は、団体スポーツで一人でも欠けるとチームが一つにならず勝つことはできません。負けた試合では、どうにか逆転しようと考えるばかりで、結果が出なかった選手のことを気付きませんでした。
 それが、私は負けた原因だと思います。なぜなら、結果がでないとなかなか気持ちの切り替えができず、自分のせいにしてしまいベンチにいずらくなります。私はそんな気持ちをわかっているのにも関わらず、勝つことだけに頭がいっぱいになってしまいました。私は、最上級生にも関わらず当たり前のことを気付かなかったことが反省点であります。この反省点を活かし、誰一人脱落者を出さないようにするのが私の役目だと気付かされた遠征となりました。
 私は、この九州遠征で人生で大切なことを学んだ遠征となりました。
そんな実りのある遠征ができたのも、牛島さんはじめ遠征費をだしてくれた両親、試合を観戦してくださった父兄の方いろんな方の御支援があったからこそだと思っております。本当にありがとうございました。
 この九州遠征で得たものをこれから始まる関東大会、春季リーグ戦に活かし、皆様にいち早く良い御報告ができるように日々精進していきたいと思います。

対 久留米大学




対 福岡教育大学