浜松合宿1日目

4年 真谷 健吾

本日から浜松合宿が始まり、最上級生として迎える初めての合宿となります。その中で私はある事に気付きました。それは宿舎から球場まで走って行く際に見える川の水位が低くなっている事です。昨年の11月からダムの工事の為、水を流して溜めないようにしているそうです。普段から池田監督にはちょっとした事に気付き、深掘りしていく癖を身に付けるようにと指導をして頂いています。これは野球にも繋がる事で、例えば守備の場合、相手の打者のスイングを見てどこに飛んでくると予測し、ポジション事に守備位置を変えます。深堀していくとどんな球種だからどういう打球が来るか予測がつくと思います。なので、「なぜ?」という疑問を持ち、それに対する予想される結果と根拠を考える事が思考を止めない、深掘りする力に繋がると思います。
今年は最上級生として4年生全員が主将のつもりでチーム全体を見渡し、練習だけでなく宿舎でのお風呂やトイレの使い方、食事の姿勢、布団の畳み方などの私生活を抜け目なく行いたいと思います。
本日も私達の重い道具を部車で運んで下さったOBの若林様、私達の為に飲み物や食べ物の差し入れをして下さった方々、毎年お世話になっている「湖畔の家」の方々に感謝の気持ちを忘れずに練習に取り組みます。全日本大会で日本一になり良い報告を出来る事が、恩返しになると思うので有意義な合宿生活を送ります。

浜松合宿2日目

4年 小澤 巧平

本日は浜松合宿2日目となりました。
日中は20度近くまで気温が上がり、とても暖かく、野球日和という1日でした。
本日は中京大学と練習試合をさせて頂きました。結果は1勝1敗となり、課題も見つかりました。チームとしては、まだまだフライアウトが多かったり、ボール球に手を出したりなど、相手を助けてしまっている部分がありました。無死三塁の絶対に1点の欲しい場面で、小宮山がボール球を振って三振、続く真谷が初球を打ち上げ内野フライと、なんとかしなければならないという必死さが足りませんでした。
明日から練習が始まります。3月の関東大会を前にして、大きな球場を使える練習はこの浜松合宿しかありません。外野からの中継プレーや、投内連携などのカバーリングなど、細かいところまで潰していき、隙の無いチームを作っていきたいと思います。又、本日の試合で出た課題を各々が、どうして失敗したのかを自分の頭で考え、明日から意識を高く持って練習に取り組んでいきたいと思います。
私自身は、昨年この合宿で怪我をし、関東大会をただ見ているだけというとても悔しい思いをしました。今年も個人ノックを打って頂き、自分を追い込み、一皮も二皮も剥けたいと思います。
本日は、村瀬勝人支部長様をはじめ、父母連絡会 静岡県支部の方々や保護者の方々、2018年卒のOBの方々、今年卒業する四年生が球場まで足を運んで下さいました。他にも、宿舎に沢山の差し入れが続々と届いております。この合宿も、沢山の方々の支えがあってこそできていると思います。差し入れを選ぶ、買いに行く、宿舎に送る、全ての行動に手間をかけて頂き、陣中見舞いのお手紙まで添えて頂きました。私達も、先輩方のような素晴らしい人間になれるよう、人間的にも成長できる合宿にしていきたいと思います。

浜松合宿3日目

4年 小宮山 優生

本日は合宿3日目となりました。午前中にシートノックとケースノックを行い午後はフリーバッディングとケースバッティングを行いました。昨日の選手間ミーティングの際に「1本目」を大事にしようという目標を立てましたが、本日のケースノックの際にポロポロとミスをする場面が目立ちました。特に外野のボールに対する入りの遅さ、送球の正確さが欠けていました。4年の松元が外野の中心となり練習に取り組んでいますが、まだ一人一人のプレーに対する想いが足りないように見受けられます。試合ではやり直しはききません。また、野球というスポーツはいかにミスを少なくするかが勝利の鍵となります。私は幾度となく1点の重みを経験してきました。試合終了の時点で1点でも多く点を取っているチームが勝利となる為この1点の為に365日練習を重ねます。2年連続で日本一を逃している今、1点に対する執着心は全員が心の中に秘めているので、残りの合宿期間で一点を守り抜くこと、一点を取りに行くことを重要視させていきたいです。
本日は掛川工業高校野球部の皆様が練習に参加されました。私達も高校生と一緒にプレーをする事で緊張感と高校生のひた向きに野球をする姿勢に感銘を受け、初心に戻ることが出来ました。又、今年の卒業生である千葉さん、大畑さん、長島さん、河島さんが私達にノックなどの練習のお手伝いをして下さりました。このように様々な方々に支えられ1日中野球に打ち込める環境であることに感謝して日々精進していきたいと思います。

浜松合宿 4日目

4年 端岡 陸

本日は合宿4日目となりました。
天気は雨の予報でしたが、一滴も降ることなく野球日和の一日となりました。
午前中にシートノックとケースノックを行い、午後から1箇所バッティングで実戦形式の練習を行いました。
今のチームに足りていない部分は2つあると思います。
まず1つ目は「一球に対する執着心」です。本日の練習でも、バントへの姿勢や守備での球際の弱さが目立ちました。バント1つとっても最後の最後まで顔を付けてやること、決めてからも一塁への全力疾走を行うこと等、当たり前を徹底する必要があります。練習から一球にこだわりを持たず気を抜いたプレーをしている選手が、あのプレッシャーがかかった舞台で結果を残すことは出来るわけがありません。常に公式戦の1つの場面を想定して気持ちを込めたプレーを全員に浸透させていきます。
2つ目に「最後の最後まで粘り抜く力」です。練習中のトレーニングでも自分の限界に線引きをしてしまう選手が多く感じます。カエル跳びなど、「疲れたから途中で休む」ではなく「絶対にあのコーンまで粘り抜く」という気持ちにならなければなりません。そういった強い精神力がいざという場面で自信に変わるのだと思います。あと一歩、もう少しとチーム全員で叱咤激励し合いながら限界を定めず練習に取り組んでいきたいと思います。
本日もOBの方々や私の両親にも差し入れを頂きました。先日も4年生の御両親とお話しさせて頂き、沢山の応援の言葉を頂きました。最後の一年というのは私達だけでなく、私達の両親も同じです。恩返しの気持ちを込めて全力でプレーし、必ず日本一という形で感謝を伝えたいと思います。
明日からの練習も気合を入れて励んでいきます。

浜松合宿 5日目

3年 山口 雄大

本日は合宿5日目でした。
午前中にシートノック、フリーバッティングを行い、午後は紅白戦を行いました。
先日、中京大学との試合で1試合目は3番ライト、2試合目は9番ライトで試合に出させて頂きました。その際に8打数0安打4三振という情けない結果を出してしまいました。打席を追うごとに、積極性が欠けてしまい初球のストライクを振らず、追い込まれてからのボール球に手を出し、外野フライや三振とマイナスの失敗を繰り返しました。試合から2日が経ち、打撃練習の時に多少のボール球も積極的に振りにいき、当てにいく打撃ではなく力強く振り抜く事を意識して取り組んだ結果、本日の紅白戦で1死1塁3塁の場面で打席を迎えカウント0-2でのインコースの直球を当てにいかず振り抜く事で左前適時安打を打つ事が出来ました。打撃に関わらず、守備でも走塁でも失敗を恐れて積極性が欠けてしまうことが1番結果を遠ざけることだと実感することができました。
私は今年で三年生となり、チームの上級生となります。強いチームは最上級生ではなく、一個下の学年がチームを率先して引っ張っていくチームです。私達三年生が四年生に頼るのではなく、逆に頼られるようなチームになり、ミーティングや練習の中でも自分の考えを発言したり、追い込みの練習でチームの雰囲気が落ちてるときに、三年生から声を出し、チームを活気づけれるようにします。
本日も保護者様やOBの方から沢山の差し入れを頂きました。頂いた差し入れをしっかり取込み、残り3日と合宿後半に入りますが、チーム全員で1つの目標に向かい、最後の最後まで気合いを入れて練習に取り組んでいきます。
又、今夜の夕食は、高級うなぎと佐々木さんから贈られた、福さ屋さんの明太子。日頃、食べたことのない鰻と明太子でしたので選手全員が無言で食べていました。

浜松合宿 6日目

3年 河野 翔吾

本日は合宿6日目でした。
午前中にシートノックとケースノックを行い、午後から一箇所バッティングで実戦形式の練習とフリー打撃を行いました。
午前中のケースノックでは、特にカバーリングの確認を重点的に行いました。昨年の秋季リーグ戦において、カバーリングの徹底が出来ていなかった為、得点を許す事により優勝を逃してしまいました。その経験から、池田さんにはプレーの先の先まで考えて動くようにと指摘されました。一つのボールに対して全員が動く事によりミスをしてもその後素早いカバーが出来き、無駄な進塁、無駄な点を防ぐ事が出来ます。その為には普段から一つのプレーに対して全員で評価し、指摘し合う事によって、全員が一球に対して見る事が意識付けられます。又、このように先を読んだ行動する事は、野球だけでなく私生活にも繋がっていくと思います。
私はフリー打撃の練習時、力を抜き、脇を締める事によって力の爆発が出ると池田さん直々にお手本を見せながら教えて頂きました。力が抜いているからこそ力が入る。力を入れるから力が入らない。力を抜く事の大切さを学ぶ事が出来ました。自分は毎回打つ瞬間に力んでしまい、ヘッドが中々出てこずにライト方向への打球が増えていのですが、バッティングフォームを変えてから打席に入り、実践してみると、自分でも打った瞬間驚くほどレフト方向に力強い打球が何球も飛んで行きました。自分でもまだ、なぜ打てたのか驚いている状況なので、これからコツコツ地道に努力し、このバッティングフォームを自分のフォームに出来るように諦めず、継続して行った先に自分の打撃フォームの確立があると思います。
私はこの合宿で、「一で始まって、一で終わる」という言葉を大事にして練習に取り組んでいます。「一」は全ての始まりであり、基本であり、本質だと思います。守備練習では一歩目を大事にして、打撃練習では一球目をフルスイングと心がけて取り組んでいます。「一」を意識して臨めば、自ずと二以下も連動して何事も上手くいくと思います。
本日もOBの方々や保護者様から沢山の差し入れを頂きました。今夜の夕食はネギトロ丼と天ぷらと和牛の塩胡椒焼きでした。やっぱり美味しいご飯を沢山食べると明日への力が湧きます。既に私は合宿に入り四キロ増えました。残り二日間練習と食事そしてランニングを頑張ります。

浜松合宿 7日目

3年 大澤 魁生

本日は合宿7日目でした。
本日は天候に恵まれず雨天だった為、午前中は体育館でカエル跳びなどの下半身のトレーニングと手押し車と逆立ちなどの上半身のトレーニングを行い、午後は自主練習を行いました。
午前中のトレーニングでは新チームが始動してからの練習がいかに甘かったのかを痛感する事となりました。逆立ちでは2分間の間で殆どの者が途中で倒れました。それを見ていた池田さんからは、やりたい練習は積極的に行うが苦手な練習は行っておらず、「強いチームの練習ではなく、強そうなチームの練習をしている」と御指導頂きました。強そうなチームとは、周りから見ればあのような練習をしていて強そうだと思われていても、実際は試合で勝てない、そんなチームです。主将の小谷さんを中心とした4年生に付いて行くだけではこの状況は変えられません。私達3年生が練習メニューについて思ったこと、練習中に感じた事を遠慮せずに発していく事が強いチームになる為に必要な事だと感じました。又、野球というスポーツは最後の1球まで何が起こるかわからないスポーツです。サッカーやバスケは試合時間が決まっていて、終盤で点差が2点ほどあるとほぼ確実にパスを回して相手から逃げていれば勝てます。しかし野球は常に相手との勝負であり、何点差で勝っていようと最後の最後まで逃げる事は許されません。逆に言えば最終回に何点差で負けていようと諦めない限り勝つ可能性があります。辛い練習から逃げていた今までの私達は逆転されてしまうチームであり、逆転する事ができないチームなのだと池田さんの御指導を受け痛感しました。
昨年の私はチームの投手の中で1番多くの経験をさせて頂きました。沢山の試合で勝ち星を挙げる事ができました。しかし全日本大会の準決勝、秋季リーグ戦での優勝決定戦では敗戦しました。大事な試合で納得のいく投球ができない心の弱さを痛感しました。悔しい思いをした昨シーズンを糧に、苦手な上半身のトレーニングを克服する事で肉体と精神を鍛え、その姿で投手陣を引っ張っていきたいと思います。
本日は今年度卒業される河島さんの御母様と河島さんが、私達が宿泊している湖畔の家まで豚汁を作りに来て下さいました。本日は浜松に来てから1番冷え込んだ事もあり、体の芯から温まるものでした。このように合宿となれば毎日OBの方々や保護者の方々から、差し入れを頂いてる事に感謝の気持ちを忘れてはなりません。そして明日が浜松合宿最終日となりますが、全員が同じ方向を向き、全国制覇する事が私達にできる唯一の恩返しであると思い、気合いを入れて練習に取り組んでいきます。

浜松合宿 最終日

4年 小谷 魁星

本日は合宿最終日となりました。
昨日の雨とはうってかわり、気温が20度近くまで上がり、快晴の中練習を行うことが出来ました。
午前中にケースノックとフリー打撃を行い、午後から紅白戦を行いました。
今回の合宿で池田監督が常に仰っていた事が2つあります。
1つ目は「自分の苦手な事に取り組みなさい」
2つ目は「何事も意識して取り組みなさい」
という事です。
私は昨日の体育館でのトレーニングの際に壁倒立が出来ませんでした。本来チームを引っ張らなければならない主将という立場の私が、チームの足を引っ張ったという事実が、普段から苦手な事から逃げているという証だと痛感しました。チームを引っ張る選手だからこそ、自らに課題を課し、苦手分野を鍛えると共に、「逆境を跳ね返す精神力」を身に付けなければなりません。
2つ目の何事も意識して取り組むという点で、今合宿ではノックの際に徹底的にカバーリングの練習を行いました。無駄な進塁をさせることで点に繋がり、その1点で負けてしまいます。その徹底力の無さが昨年の全日本大会、秋季リーグ戦の敗戦に繋がりました。ただカバーに行くのではなく、「先のその先まで考えて意識し行動する事」この言葉を池田監督より練習中常に言われていました。個人が意識するだけでなく、チーム全体として意識して取り組む徹底をしなければなりません。
又、本日の紅白戦では先発大澤が乱調で降板後、ポール間走を行なっていました。しかし、乱調には原因がありその原因を克服するために練習をしなければなりません。ポール間走をして投球が良くなるということはなく、その日の課題を持ち、投げ込みを行うべきでした。その行動こそが逆境に立ち向かっていくという事です。それを池田監督に指摘されてから行うのではなく、自ら考えて行動すべきだと思います。
池田監督に常に私達の立ち居振る舞い、ランニング姿を見て頂いているので、性格を見抜かれています。だからこそ素直に聞き入れ、実行する事こそ勝利への道であります。
「勢い」
これが私達の行動、結果を大きく変えるものだと今合宿で感じました。本日の紅白戦でもAチームがBチームに序盤で9点のリードを許すという展開になり、やはり私自身試合の始めの勢いが無く、受け身になっていました。その後に逆転する力と気力があるのならば始めからその勢いを出せという事です。私達を倒そうとしてくるチームに対して受け身になっていては間違いなく足元をすくわれます。
昨年、一昨年と日本一を逃し、3年ぶりの日本一を目指す2019年。苦手な事に取り組み、逆境を跳ね返す力を付け、他を圧倒する勢いを持ち、相手に試合終了まで牙を剥き続ける隙の無い戦いをし、応援して下さる方々の期待に応えられる結果を残したいと思います。
今合宿では沢山の飲み物や食べ物の差し入れを頂き、又、OBの方々に練習のお手伝いをして頂きました。池田監督が常日頃から仰っている、差し入れをして下さる方々の気持ちを考えると私達は本当に幸せだと感じます。この恩を日本一という結果で返せるよう練習に励みます。
合宿中に頂きました、OBの田中様、青木様のお手紙、また選手の合宿日誌を選手1人1人が暗記する事でチームが1つになる意識を持ちます。なので、明日の休日は頭のトレーニングです。
今後共、中央大学準硬式野球部に多大なる御声援を宜しく御願い致します。